そのうえで「まず手始めにな、決めたよ。征矢学、そして稲葉。お前たち、先週京都でな、レフェリーを買収し、せこい防衛戦をしてベルトを守ったな。傍から見てて、虫酸が走ったよ。俺と杉浦貴でGHCタッグのベルトに挑戦を表明する。いや、これは挑戦表明じゃない。選手会長権限を行使しての決定事項だ。なんなら日程も決めてやろうか。8月11日、カルッツかわさきだ。異論は認めん。決定。I'm the chairman」と兄貴分として縁深かった杉浦と“ゴッドファーザー&チェアマン"コンビとしてGHCタッグ王座獲りに乗り出すことが決定的となった。
『SUNNY VOYAGE 2025』兵庫・神戸サンボーホール(2025年8月3日)
○征矢学&稲葉大樹&菊池悠斗vsOZAWA&ヌル&杉浦貴×
前代未聞の“黒い選手会長"の誕生だ。失意の欠場中だった北宮が約1ヶ月半ぶりに出現して“チェアマン"として電撃TEAM 2000X入り。杉浦と組んでのGHCタッグ王座挑戦が決定的となった。
“チェアマン"をめぐる発端は7・26京都大会。GHCタッグ王者の征矢&稲葉組に挑戦した杉浦&ダガ組が3カウントぎりぎりで敗れたことで、T2000Xのヨシ・タツが「OZAWAvs拳王戦に続いてレフェリーが買収されていた。こうなったらゴッドファーザー(杉浦)がチェアマンを連れてくるってよ」と予告していた。
唐突に浮上した“チェアマン"の存在。言葉通りに会長や委員長など何らかの権限を持つ人物なのか。はたまた単なるイス男なのか…。その答えは意外な“会長"だった。
神戸大会セミファイナルで行われた“T2000X vs 情熱RATEL'S"の6人タッグマッチ。やはり征矢&稲葉と杉浦が激しい火花を散らし、終盤には征矢が弾道で競り勝って決定機を迎えた。
その時だった。花道奥にT2000X・Tシャツを着込んだ一人の男が出現。北宮だった。北宮は藤田和之に一騎打ちに連敗したことで「自分を見つめ直したい」と6月下旬から失意の欠場。方舟マットから完全に姿を消していた。
約1ヶ月半ぶりに出現した北宮は、トレードマークの金髪モヒカンから無骨な短髪姿に。そのまま花道を猛ダッシュしてリングに飛び込むと、征矢、稲葉を次々とサイトースープレックスの餌食に。ゴングが打ち鳴らされるなか、ダイビングセントーンまで投下して不敵な笑みを浮かべた。
かつて共闘していた征矢、稲葉を眼下にマイクを握った北宮は「俺はな、マサ北宮というレスラーはNOAHを思い、NOAHに殉じて戦ってきた。選手会長に就任し、スカウティング部長を務め、NOAHに気持ちを委ねてきた。だが、そのままじゃ頭打ちだ。俺は悟った。このままNOAHに殉じているだけでは先がない。よって今日からは己の才覚と野心に従って、TEAM 2000Xの北宮としてやっていく」と説明しながら宣言した。
そのうえで「まず手始めにな、決めたよ。征矢学、そして稲葉。お前たち、先週京都でな、レフェリーを買収し、せこい防衛戦をしてベルトを守ったな。傍から見てて、虫酸が走ったよ。俺と杉浦貴でGHCタッグのベルトに挑戦を表明する。いや、これは挑戦表明じゃない。選手会長権限を行使しての決定事項だ。なんなら日程も決めてやろうか。8月11日、カルッツかわさきだ。異論は認めん。決定。I'm the chairman」と兄貴分として縁深かった杉浦と“ゴッドファーザー&チェアマン"コンビとしてGHCタッグ王座獲りに乗り出すことが決定的となった。
選手会長のままT2000X入りを果たし、まさかの“黒い選手会長"が誕生。T2000Xとしては杉浦、ヌルに続いて北宮まで加入した形で、黒い増殖は夏になっても止まらぬ形となった。
【北宮、ヨシ・タツの話】
※T2000Xのメンバーが並び立つと
▼ヨシ・タツ「TEAM 2000Xからのオフィシャルアナウンスメントだ。新メンバー、The chairman、マサ北宮だ」
▼北宮「リング上で言った通りだ。これ以上先がないと思ったら、てめえの手で、てめえの足で道を切り開くしかないんだよ。なあ。やるって言ったらやるぞ。I'm the chairman」