棚橋弘至
【12年連続12回目の出場/07年優勝】
不動のエース・棚橋は12年連続出場で、07年以来6年ぶり2度目の優勝を狙う。4・7両国でオカダに敗れ、IWGP王座から陥落後、6・22大阪ではデヴィットに苦杯をなめるなど不振が続くものの、その地位は揺るがない。G1が復権へ向けた第一歩で、今年も真夏の祭典で逸材が躍動する。
真壁刀義
【10年連続10回目/09年優勝】
10年連続出場となる真壁はこの夏、再浮上を図る。6・22大阪でIWGP王者・オカダに挑戦したものの敗退。2年8ヶ月ぶりの至宝ベルト戴冠はならなかった。だが、真壁にはどん底から頂点に駆け上がった不屈の雑草魂がある。IWGP再挑戦にたどり着くにはG1制覇が絶対条件。09年以来4年ぶりV2を成し遂げ、再びオカダの眼前に立ちはだかるのみだ。
後藤洋央紀
【6年連続6回目/08年優勝】
荒武者・後藤は6年連続6度目の出場となる。08年に初出場・初優勝を成し遂げ、昨年2月にはインターコンチネンタル王座も奪取しているが、至宝・IWGP王座は未戴冠。6・22大阪では柴田との同級生対決に敗れるなど、シングルで結果を残せていない現状も深刻だ。5年ぶり2度目の優勝を果たし、再浮上を図れるか。下半期の命運がG1にかかっている。
小島聡
【4年連続12回目/10年優勝】
現IWGPタッグ王者の小島は12度目の出場となる。最近は天山とのテンコジでタッグ戦線における活躍が目立っているが、IWGP王座2度の戴冠歴があり、10年にはG1も制覇。シングルプレイヤーとしての実力も折り紙つきだ。今年7月でキャリア23年を数えたが、コンディションのよさも特筆もの。3年ぶり2度目の優勝でシングル戦線でのトップ争いに食い込む可能性も十分だ。
オカダ・カズチカ
【2年連続2回目/12年優勝】
昨年度覇者にして現IWGP王者のオカダは連覇がかかる。今年4月に2度目のIWGP王座戴冠を果たし、7・20秋田ではデヴィットを返り討ちにしてV3を達成。王者として真夏の祭典に臨むことになった。昨年、史上最年少優勝を成し遂げたレインメーカーが今年、史上3人目となる連覇とIWGP王者としてのG1制覇のダブル記録を達成し、頂点の座を磐石とする。
石井智宏
【初出場】
実力者・石井がG1初出場を果たす。シングルでの実績に乏しいのは否めないが、試合内容の充実ぶりは目を見張るものがあり、新日ファンの支持率も高い。無骨なまでの真っ向勝負が身上で、G1の大舞台で石井の真価が問われる。第1回大会で優勝した蝶野正洋のように伏兵の躍進もG1の歴史の一つ。石井が同様に真夏の祭典で大爆発するか。
ランス・アーチャー
【3年連続3回目】
新日トップ外国人の一人、アーチャーは3年連続3度目の出場となる。過去2回はいずれも予選敗退。それでも昨年は真壁、天山、後藤、内藤を撃破。初出場となった2011年でも真壁、高山らから4勝を挙げている。シングルプレイヤーとしての実績はないものの、ブラックアウト、ダークデイズといった長身から繰り出す大技が爆発すれば優勝争いに絡む可能性も十分だ。
プリンス・デヴィット
【2年ぶり2回目】
IWGP王座獲りに失敗したデヴィットがG1でヘビー級の頂点を再び狙う。6月のスーパージュニアで史上2人目の全勝優勝を成し遂げ、7・20秋田ではオカダのもつIWGPヘビーに初挑戦。敗れはしたもののヘビー級と渡り合える実力を証明した。G1は2011年以来2年ぶり2度目の出場。BULLET CLUB勢の介入など手段を選ばないこの男が真夏の祭典で台風の目と化す。
デイビーボーイ・スミスJr.
【初出場】
大型外国人・スミスは初出場となる。アーチャーとのK・E・SでIWGPタッグ王者に君臨したこともあるが、4・7両国での中邑とのインターコンチネンタル王座戦ではシングルプレイヤーとしての実力もいかんなく発揮。まだ26歳の若さで、これから新日トップ外国人に上り詰める可能性も秘めている。その足がかりとして史上初となる外国人のG1優勝を成し遂げたいところだ。
柴田勝頼
【9年ぶり3回目】
柴田が2004年以来、実に9年ぶり3度目のG1出場を果たす。昨年秋から桜庭和志とともに古巣・新日マットに参戦。6・22大阪では後藤との同級生対決に勝利し、追い風に乗って真夏の祭典に乗り込む。棚橋との同期対決や、オカダとの初遭遇など刺激的な戦いが続出する中、柴田の思い描くプロレスがどのように表現されるか、みものといえそうだ。
天山広吉
【3年連続18回目/03年、04年、06年優勝】
出場メンバー中最多となる18度目の出場を果たす天山は、7年ぶり4度目の優勝を狙う。現在は小島とのテンコジでIWGPタッグ王者に君臨。シングル戦線での目立った活躍はみられないものの、毎年G1になると底力を発揮。ファンの支持を集めている。猛牛も気づけば42歳で、キャリアも21年を数えたが、7年ぶりに夏の栄冠を手にし、トップ戦線に再浮上するか。
永田裕志
【15年連続15回目/01年優勝】
15年連続15度目の出場となる永田は実に12年ぶりの優勝を狙う。現在45歳のミスターIWGPだが、アンチエイジングを掲げるように、まだまだ元気いっぱい。抜群のコンディションをキープしている。準優勝に終わった2007年以来、優勝争いから遠ざかっているものの、卓越した技術と頭脳は出場メンバーでも随一。12年ぶりV2でIWGP戦線への再浮上を図る。
内藤哲也
【4年連続4回目】
4年連続4度目の出場となる内藤は、悲願のG1初制覇で“主役"に躍り出る構えだ。6・22大阪で8ヶ月ぶりに復帰し、7・20秋田ではNEVER王者・田中将斗に挑戦。着実に復調へと近づきつつある。欠場明けから2ヶ月足らずで真夏の祭典に突入するが、年内のIWGP王座初戴冠を見据えるこの男は初優勝あるのみ。G1を“星屑のステージ"とするか。
中邑真輔
【7年連続10回目/11年優勝】
2011年覇者・中邑は7年連続10度目の出場となる。7・20秋田でラ・ソンブラにリベンジを遂げ、IWGPインターコンチネンタル王座を奪回。G1への出撃体勢を整えた。この1年間はIC王座戦線を中心に活動してきたが、この男が狙うは当然IWGPヘビー。2010年5月に第53代王者から陥落以来、遠ざかっている至宝ベルトを再び手にするためにも、2年ぶりV2を狙う。
矢野通
【7年連続8回目】
金髪鬼・矢野は7年連続8度目の出場だ。タッグ戦線での活躍が目立つ矢野だが、2011年11月にはIWGP王座初挑戦を果たし、第56代王者・棚橋を大いに苦しめた。G1においても大物食いを連発してきた実績もある。8月21日には個人DVD第2弾も発売され、テンションも上がるばかり。凶器、反則お構いなしの“矢野プロレス"全開で真夏の祭典をかき回すか。
高橋裕二郎
【4年連続4回目】
R指定男・裕二郎は4年連続4度目の出場となる。過去3回は優勝争いに絡めなかったものの、永田(2010年)、真壁(2011年)、小島(2012年)と毎年大物食いをやってのけ、存在感を残している。放送禁止のお下劣発言を連発するように、完全にキャラクターを確立。他に類を見ない個性を発揮し、R指定男が真夏の祭典で台風の目となるか。
鈴木みのる
【3年連続5回目】
3年連続5度目の出場となる鈴木にとって、G1を新日本侵略の足がかりだ。気づけば新日マット参戦から2年が経過。その間、IWGP王座に3度挑戦しているが、いずれも至宝ベルト獲りは失敗に終わっている。5・3博多ではオカダに敗れたばかりだが、この男がこのまま黙っているはずがない。夏の栄冠を強奪し、新日本侵略に再び乗り出す。
シェルトン・X・ベンジャミン
【2年連続2回目】
鈴木軍のミスターX・ベンジャミンは昨年に続く2度目の出場だ。2012年から新日マットに参戦しているベンジャミンは、持ち前の身体能力を武器に実力を発揮。昨年のG1では4勝4敗に終わったものの、小島、丸藤正道らを撃破している。今春の鈴木軍入り後、初めて迎える大舞台。米WWEでインターコンチネンタル王座、US王座を戴冠した実力を真夏の祭典で爆発させるか。
カール・アンダーソン
【4年連続4回目】
実力者・アンダーソンは4度目の出場となる今年こそ悲願の初優勝を狙う。昨年は棚橋、永田らを破ってAブロックを首位通過。初の決勝進出を果たしたものの、オカダに敗れて準優勝に終わった。今年はデヴィットらと結託したBULLET CLUBの一員としてエントリー。ヒールと化したマシンガンが手段を選ばず真夏の栄冠強奪に乗り出す。
飯伏幸太
【初出場】
DDT・飯伏が注目のG1初出場を果たす。これまで新日マットではジュニア戦線で実績を残してきたが、ついにヘビー級の頂点を狙うことになった。公式戦では内藤(8・2後楽園)、中邑(8・4大阪)、永田(8・6金沢)など魅力的なシングル初対決が続々実現。G1後のDDT8・18両国ではオカダとの一騎打ちも控える。注目度大のゴールデンスターがこの夏、輝きを放つか。
リーグ戦ヒストリー
歴代の優勝者データベース
歴代優勝者一覧
開催回 |
優勝者 |
第1回 |
蝶野正洋 |
第2回 |
蝶野正洋 |
第3回 |
藤波辰爾 |
第4回 |
蝶野正洋 |
第5回 |
武藤敬司 |
第6回 |
長州力 |
第7回 |
佐々木健介 |
第8回 |
橋本真也 |
第9回 |
中西学 |
第10回 |
佐々木健介 |
第11回 |
永田裕志 |
第12回 |
蝶野正洋 |
第13回 |
天山広吉 |
第14回 |
天山広吉 |
第15回 |
蝶野正洋
|
第16回 |
天山広吉
|
第17回 |
棚橋弘至
|
第18回 |
後藤洋央紀
|
第19回 |
|
真壁刀義
|
第20回 |
|
小島聡
|
第21回 |
|
中邑真輔
|
第22回 |
|
オカダ・カズチカ
|