プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

1/24【FMW】W★INGモンスター軍が6人タッグ王座強奪、大仁田に2・11浜松での前座降格を要求 新木場大会(写真あり)

 『非情の街に戦いの日々を』最終戦・新木場1stRING大会が24日、行われ、W★INGモンスター軍の雷神矢口&金村キンタロー&橋本友彦が大仁田厚&田中将斗&保坂秀樹を破って世界ストリートファイト6人タッグ王座を強奪。大仁田に2・11浜松大会での前座降格も迫った。

 解散に待ったなし。FMWに非常ベルが鳴った。昨年12・22後楽園大会の試合後、大仁田が「2・26後楽園が満員にならなかったら、解散する覚悟でやる」と発言したことに端を発したFMWの“解散問題"。今月14日の記者会見では、W★INGモンスター軍の知恵袋・NOSAWA論外が山近義幸代表に対し、「FMWなんか潰した方がいい。2・26後楽園が満員にならなかったら解散」との要求を突きつけていた。

 2016年の新春開幕戦となった1・22名古屋では、世界ストリートファイト6人タッグ選手権の前哨戦(大仁田&保坂&ダイスケvs矢口&論外&橋本)が組まれ、FMW軍が完敗を喫した。そして、迎えたこの日の新木場大会では、大仁田&田中&保坂の6人タッグ王者組が、矢口&金村&橋本の挑戦を受けた。ルールはW★INGモンスター軍が要求した公認凶器&有刺鉄線ボード・ストリートファイトトルネード6人タッグデスマッチ。

 W★INGモンスター軍は公認凶器の有刺鉄線バットや有刺鉄線ボードを有効に駆使して、FMW軍を追い詰める。それでも反撃に転じたFMW軍は、金村を捕獲し、大仁田が机の破片攻撃、保坂が雪崩式フランケンシュタイナー、田中がスーパーフライとたたみかける。だが、矢口が大仁田に毒霧を噴射すると、W★INGモンスター軍のセコンドが介入して流れが変わる。矢口と橋本は二人がかりで大仁田を有刺鉄線ボードに投げつけると、橋本が公認凶器のギターで大仁田の脳天を殴打。矢口が雷神(ジーザス・ボンバー)を見舞って大仁田から3カウントを奪った。

 6人タッグ王座を強奪したW★INGモンスター軍は、倒れたままの大仁田を踏みつけて勝ちどき。マイクを持った矢口は「大仁田! 俺様がオマエに勝ってベルト獲ったぞ。2・26後楽園でFMWは解散だ!」と絶叫し、勇躍引き揚げた。

 W★INGモンスター軍の集中砲火を食って、立ち上がれない大仁田は試合後恒例のマイクパフォーマンスもできず、セコンドの肩を借りて退場。バックステージに戻ってもダメージが大きく大の字で完全にグロッギー状態。言葉を発することすらできなかった。

 快心の勝利となったW★INGモンスター軍は控室で、「乱入は俺たちのチームプレーやから」(金村)、「凶器は何でもOKを飲んだのは向こうだから。俺たちが勝つに決まってんじゃないか。大仁田はFMWの亡霊に取りつかれているだけ。新しい時代はW★INGモンスター軍。このまま俺たちがベルトを保持して、2・26後楽園でFMWは解散」(矢口)、「FMWの挑戦を受けないって手もあるな。解散を懸けるなら、受けてもいいか」(橋本)と言いたい放題だ。

 さらに、矢口は「団体名はFMWに戻ったけど、ベルトを持ってるのは俺たち。今日向こうは最強トリオだったんだろ? それで負けた。俺たちにはまだNOSAWA論外もいる。サブゥーも来たいと言ってるぞ。大仁田、どうする? 2・26後楽園でFMWは解散、崖っぷちだろ!」と続けた。最後に、金村が「今日俺たちがベルト獲ったんやから、次の2・11浜松で大仁田は前座に降格やな!」との要求も突きつけた。

 FMW軍は単にW★INGモンスター軍に2連敗を喫しただけではない。大将・大仁田が昨年4月のFMW再旗揚げ以降、初めてピンフォール負け。そのダメージはあまりにも大きい。そして、“虎の子"だったベルトも失った。2・26後楽園でW★INGモンスター軍は矢口&論外&サブゥーの強力トリオで臨む構えを見せており、FMW軍に分が悪いのは明白。W★INGモンスター軍は「2・26後楽園でFMW解散」を突きつけているが、同大会が本当に“FMW最後の日"になりかねない。(記事・写真提供=超戦闘プロレスFMW)

プロ格 情報局