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2/5【全日本】地元・大阪での4度目の世界タッグ戴冠を確信 ゼウス「誰にも負けない直球で勝つ」、ボディガー「崩されることはまずない」

 2・25大阪大会での世界タッグ選手権試合が決まった第80代王者組・宮原健斗&ヨシタツ、挑戦者組・ゼウス&ボディガーが5日、神奈川・横浜市内の全日本事務所における発表会見に出席。8ヶ月ぶり4度目の戴冠を狙うビッグガンズは「誰にも負けない直球を投げたいですね。それで勝つ」(ゼウス)、「我々ビッグガンズは今まで積み上げてきた歴史があって、そこは二人がガッチリやれば崩されることはまずない」(ボディガー)と地元・大阪でのタッグの至宝返り咲きを確信した。

 2・3横浜文体で宮原&ヨシタツが諏訪魔&石川修司を破って世界タッグ王座を奪取。試合後、ビッグガンズが挑戦を表明し、2・25大阪大会での初防衛戦が決まった。昨年10月の結成から4ヶ月でタッグの頂点に君臨。「まさか宮原健斗とヨシタツがこのベルトを巻く日が来るとは本当に思ってませんでした」という宮原は「今年はベルト総獲りしますから。それの第一歩というか、それを現実にできて、最高の気分。この感触を手放すわけにいかない」と約3年ぶりの世界タッグ戴冠をかみ締めるばかり。ヨシタツは「ただでさえ価値のあるベルトだけど、巻いたからにはもっと上を目指さいといけないというか、もっと価値のあるものにしなきゃいけない」と歴史あるベルトの重みを実感。今回の戴冠が海外サイトでも反響があったこともあって、「海外でやっていた期間が長いので、自分が巻くことによって世界発信していけるので、ベルトの名前の通り世界タッグ、世界で一番権威のあるタッグのベルトにしていきたい」と志も高い。

 初防衛戦の相手は同王座を3度戴冠しているビッグガンズ。タッグチームとしてのキャリアの差は歴然。しかも舞台が相手のホームといえる大阪だが、宮原は「チャンピオンチームですからね我々は。挑戦者のホームだろうと俺らの色に会場を染めますから」と問題視せず、「一つ相手に穴があるとすれば、直球のチームなんでね。直球だけでは今の宮原健斗とヨシタツを崩すことはできない」と豪語。ゼウスから試合後にお菓子を食べていたという疑惑をもたれたヨシタツだが、それを全面否定すると、「健斗が諏訪魔から獲って勝ちましたけど、自分その前に宣言してた通り、諏訪魔をヨシタツロックで落として本当は自分が獲りたかったんですよね。チャンピオンになれてうれしい反面、健斗に対する嫉妬があるというか、悔しい思いもちょっとある」と宮原への対抗意識をチラリ。「自分たちはタッグチームを組みながらもお互い競い合ってる部分がある。自分たちはちょっと次元の違うタッグだと思ってるんで。組んだキャリアとか関係ない」と言い切った。

 対するゼウス&ボディガーは昨年7月に第75代王者組から陥落以来、8ヶ月ぶり4度目の戴冠を狙う。世界タッグのベルトといえば、ビッグガンズのイメージが定着しつつあったが、気づけば1年近く遠ざかってきた。それでも「2月25日は勝ってこの世界タッグのベルト、自分らが腰に巻いてるイメージが凄いできる」とゼウスが豪語すれば、ボディガーも「2月25日は地元・大阪っていうこともありますし、必ず我々に風が向くと思ってます。絶対に勝ちたい」と言い切った。

 特にゼウスは2018年を勝負の年と定め、「本当に自分が世界タッグ巻いてるイメージしかできない。チャンピオン・カーニバルにしても自分が優勝してるイメージしかできない、三冠にしても自分が巻いてるイメージしかできない。今それぐらいの状態まできてる」と勲章獲りに動くつもり。そのためにもベストな状態を当日までに仕上げ、「まずは2月25日、世界タッグ負けるわけにいかない。命かけて獲りにいきます」と覚悟も決めた。宮原からの指摘を受けて、「僕はもともと不器用なんで、別に変化球で勝負しようなんて思ってないんですよね。誰にも負けない直球を投げたいですね。それで勝つ」と持ち味である真っ向勝負を宣言。ボディガーは「この宮原健斗、ヨシタツチーム、確かに勢いあって、いいチームやと思うんですけど、我々ビッグガンズは今まで積み上げてきた歴史があって、そこは二人がガッチリやれば崩されることはまずない」とタッグチームとしての経験の差を強調しつつ、勝利を確信していた。

【会見の模様】
▼ボディガー「2月25日は地元・大阪っていうこともありますし、必ず我々に風が向くと思ってます。絶対に勝ちたいと、そういう気持ちです」

▼ゼウス「今、凄い体調もいいですし、2月25日は勝ってこの世界タッグのベルト、自分らが腰に巻いてるイメージが凄いできるんで、大阪の皆さんの期待に応えられるように最高の試合をして、必ず勝ちたいと思います」

▼宮原「80代世界タッグチャンピオン・宮原健斗です。まさか宮原健斗とヨシタツがこのベルトを巻く日が来るとは本当に思ってませんでした。最初は何でこの人と組まなきゃいけいないんだ? 組むんだろう?とクエスチョンだらけで最強タッグを迎えて、そして年末に向けて戦う日々を一緒に過ごして、この宮原健斗とヨシタツ、この世界タッグベルトまでたどり着くことができ、本当に何が起こるかわからないなと身をもって実感しました。そしてビッグガンズが挑戦表明をしてきて2月25日、大阪で決定して、チャンピオンチームですからね我々は。挑戦者のホームだろうと俺らの色に会場を染めますから。いつも以上にビッグガンズの応援団は応援しないと、ノリノリのチャンピオンチームの腰からベルトは奪えないと思うんで、ビッグガンズの応援団もいつも以上に頑張って下さい」

▼ヨシタツ「世界タッグのベルトを巻いて自分の周りの反響が凄まじい、凄い反応でしたので。過去に巻かれた先輩方の歴代のチャンピオンの画像なり、映像なりをみて、本当に凄いベルトを手にしてしまったなと、重圧というか、ちょっと怖いぐらいの気持ちになりました。自分たちはこのベルトを今まで以上の価値のあるものにするために、そして全日本のファンの皆様にもっとハッピーにするための壮大な計画がありますので。このベルトを持ち続けるのがその第一条件というか、そういうものさしになってくると思うので、このベルトはそう簡単に落とせないぞという気持ちで、その責任感ですね。過去に何度かこのベルトを戴冠したビッグガンズが最初の防衛戦の相手ということで、相手にとって不足なしという感じですね。昨年のタッグリーグで自分たちは一度勝ってますので、いつもどおりやれば勝てるんじゃないかなと。ただ場所が大阪なので、おそらくアウェーのような感じになるので、会場の雰囲気に飲まれさえしなければ防衛できるだろうと。自分たちはその先を見据えています」

――宮原選手は久しぶりにベルトを巻いてお腹周りも温まった?

▼宮原「今年はベルト総獲りしますから。それの第一歩というか、それを現実にできて、最高の気分でしたね。ホント久しぶりですね。しかも世界タッグベルト、約3年ぶり。この感触を手放すわけにいかないんで。そういう気持ちです」

――組み始めた時は疑問があったとのことだが具体的に言うと?

▼宮原「だって宮原健斗とヨシタツがつながるものが一切ないし、その中に僕は凄く試合をするにあたってイメージというものを凄く大事にするんですけど、そのイメージが全くわかなかったんですね。クエスチョンだらけで、見てる人もクエスチョン、プレイヤーもクエスチョン。そんなものでいいものが作れるのかという僕の思いがあったんですけど、まさかこんな日がくるとは思わなかったです。だからプロレスは自分が想定外のことが起こるもんだなと思いました」

――つながるものがたくさん出来上がったのでは?

▼宮原「そうですね。宮原健斗とヨシタツさんの面白いところは、リング上の会話以外、僕はヨシタツという人間を知らないんで。プロレスラー・ヨシタツというものしか知らない。リング上以外の会話がないんで。そこがプロレスラーとして何か面白いところだと思いますね」

――全日本で初めて巻いたベルトだが世界タッグを高めていくのが一番?

▼ヨシタツ「ただでさえ価値のあるベルトだけど、巻いたからにはもっと上を目指さいといけないというか、もっと価値のあるものにしなきゃいけない。海外でやっていた期間が長いので、自分が持つことによってこれを世界にアピールできるのがあって。実際、英語のサイトでもかなり自分と健斗がこのベルトを巻いたというのは英語の記事になってるんですよ。これはいいことだなと。自分が巻くことによって世界発信していけるので、ベルトの名前の通り世界タッグ、世界で一番権威のあるタッグのベルトにしていきたいなぐらいに思ってますね」

――ビッグガンズは自分たちのベルトという意識が強い?

▼ゼウス「そうですね。2月25日は本当にこのベルトがやっと腰に帰ってくるなという気持ちでやらせていただけるんで」

▼ボディガー「今、久しぶりにこのベルトを近くで見て、我々が持っていた時のことを思い出して、よく手入れもしたし。今ちょっと手入れが行き届いてないな。早く自分の手に渡ったら手入れしてやりたいです」

――宮原&ヨシタツ組の印象は?

▼ゼウス「チームの印象というよりも、やっぱり宮原選手は素晴らしいですよ。オーラもあって強くて素晴らしい。全日本プロレスを盛り上げていってるチャンピオンだなという印象はありますね。彼のツイッターとかもたまに見てて、イギリスから帰ってきたばかりでウェートトレーニングにいったりとか、凄いモチベーションの高さとか感じますね。彼やいろんな方のハードな練習を見て、自分も今以上になるためにね、ベストを尽くそうと思って自分のベストなメニューを組んで今取り組んでるんですけど。タッグとして穴があるとすれば、実はヨシタツ選手、この間、ホテルの下で見かけたんですけど、買い物袋を持ってたんですね。その中にお菓子が入ってたんですね。ポテトチップスが。チラっと僕みてしまった。その時に正直思ったのがヨシタツ選手には言えなかったけど甘いなと。心の中に甘さがあるなと。僕の中でお菓子を買ってホテルで食べるってことはないんで。生活そのものがトップを目指していく人間として、トレーニング、食事、野球のアスリート、格闘技のアスリート、絶対それに負けない魂を持ってプロレスを盛り上げたいのが本音なんで。格闘技のチャンピオンにも、総合格闘技のチャンピオンにもプロ野球選手にも負けたくない。じゃあ僕らがどうしたらトップになれるのか? やっぱり人一倍の努力しかないから。その時間ベストな努力をしていってやっていくのが僕の中で最高と思ってるんで。そこがまだ穴かなって。そこポイントでヨシタツ選手攻めて獲りにいこうかなと思ってるんですけど。すいません(笑)」

▼ヨシタツ「大丈夫ですよ。海外に住む子供たちへ向けてのお土産なので」

▼ゼウス「食べてなかったんですね。これお菓子食べてるな思って、これタッグ勝てるなと思ったんですよ。この心なら勝てるなと思ったんですけどね」

▼ヨシタツ「あれは自分用ではないです」

▼ゼウス「タッグチームとして素晴らしいですよ。認めます。諏訪魔選手、石川選手に勝ったっていうタッグチームなんで本当に素晴らしいチームだし、僕もヨシタツロックで獲られてるんで、それはかなり警戒していこうとは思っているんですけれど、やっぱり想像としては本当に自分が世界タッグ巻いてるイメージしかできない。チャンピオン・カーニバルにしても自分が優勝してるイメージしかできない、三冠にしても自分が巻いてるイメージしかできない。今それぐらいの状態まできてるんで、それを実現させていきたいと思ってるんで、まずは2月25日、世界タッグ負けるわけにいかない。命かけて獲りにいきます」

▼ボディガー「この宮原健斗、ヨシタツチーム、確かに勢いあって、いいチームやと思うんですけど、我々ビッグガンズは今まで積み上げてきた歴史があって、そこは二人がガッチリやれば崩されることはまずないと思うんで。我々のキャリアで潰していきたいと思います」

――ボディガー選手が言われたとおり、タッグチームとしてのキャリアは大きな差があるが?

▼宮原「俺の中で宮原健斗はタッグ屋じゃないんでね。あんまりヨシタツ、宮原のキャリアというのは別に必要ないし、個と個が組んだらどうなるかが俺らのチームだからね。大阪で一つ相手に穴があるとすれば、直球のチームなんでね。直球だけでは今の宮原健斗とヨシタツを崩すことはできない。そう俺は思ってますよ。直球以外を2月25日までにどう取得するか。それが偉そうにチャンピオンとして言うんであれば、そういう感じですね。直球以外を覚えてきたら俺らに勝てるんじゃないですか」

▼ゼウス「自分は直球を極めたいんですよ。直球というものを。チョップを極めたい、ブレーンバスターを極めたい。逃げない、真っ向勝負。僕はもともと不器用なんで、別に変化球で勝負しようなんて思ってないんですよね。変化球投げたらうまい人はいくらでもいるんで。誰にも負けない直球を投げたいですね。それで勝つ。どうですか?」

▼宮原「25日ですよ。その答えが出るのは」

▼ゼウス「楽しみにしといてください」

▼ヨシタツ「自分はプライベートなことを突っ込まれて動揺して頭が回らない」

▼宮原「そんなんで動揺したらダメじゃない? 何いってるんですか」

▼ヨシタツ「自分たちのタッグチームのキャリアの面で言わせてもらうと、自分たちの方が浅いんですけど、ここは実はこれを言っとかないとなというのがあって、自分たちはもちろん協力して試合中やってて、今回こうやって結果を残せたわけですけど、お互いライバル関係みたいなライバル視してるところもあって、この間の2月3日も健斗が諏訪魔から獲って勝ちましたけど、自分その前に宣言してた通り、諏訪魔をヨシタツロックで落として本当は自分が獲りたかったんですよね。チャンピオンになれてうれしい反面、健斗に対する嫉妬があるというか、悔しい思いもちょっとあるんですね。そういう意味で自分たちはタッグチームを組みながらもお互い競い合ってる部分がある。自分たちはちょっと次元の違うタッグだと思ってるんで。組んだキャリアとか関係ないと思います。必ず大阪は勝てると思います。まだ俺ら連係技なんて1個しかないしね。それでもここまでこれたわけだから。ここからまたいくつか作っていけば、このタッグチームは伸びていくし。楽しみしかないですね」

▼宮原「とりあえず25日まではお菓子は禁止」

▼ヨシタツ「いやいや、俺は食べてない。3度も世界タッグ巻いてる挑戦者なんでね。本当にリスペクトを持って叩き潰します」

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