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1/29【全日本】世界タッグ戦へジェイク「俺と崔さんなら頑丈な体をぶち壊せる」、関本&岡林「打ち抜けるなら打ち抜いてみろ」

 2・24横浜文化体育館大会で世界タッグ選手権試合を争う第84代王者組・関本大介&岡林裕二、挑戦者組・ジェイク・リー(パートナーの崔領二は欠席)が29日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。ジェイクが「何も考えずに暴走しちゃう時もたまにある。うまく二人のそういったものがかみ合えば、この頑丈な体をぶち壊せるんじゃないかな」と正面突破によるタッグの至宝奪還を見据えれば、初防衛戦となる関本&岡林は「俺たちの体を打ち抜けるなら打ち抜いてみろ」と返り討ちに自信をみせた。

 大日本1・13後楽園大会で関本&岡林が暴走大巨人・諏訪魔&石川修司を大激闘の末に撃破し、世界タッグ王座を奪取。2017年10月に岡林の右肩負傷による返上以来、1年3ヵ月ぶり3度目の戴冠を果たした。タッグの至宝流出を受け、Sweeperのジェイク&崔が奪還に名乗り。ビッグマッチ2・24横浜文体でのタイトルマッチが決まった。

 関本&岡林とジェイクの間には世界タッグを巡る因縁がある。2017年夏、野村直矢とのコンビで第76代王者組に君臨していたジェイクが左ヒザ負傷によりベルトを返上。8・27両国大会で予定されていた関本&岡林とのV2戦が消滅した。当時の悔しさをジェイクは今も忘れていない。「それはずっとありました。この二人とベルトをかけて絶対やりたいという気持ちがあった」という。だからこそ、関本&岡林にベルトを奪われた直後、挑戦の名乗りを上げた。

 崔とは昨年暮れの最強タッグに出場したものの、優勝には届かず。ここで世界タッグ奪還の大役を果たし、一つの大きい実績を作りたいところだ。昨年6月のSweeper結成以来、二人の絆も深まるばかりで、「どっちともぶっ飛んでるんで、何も考えずに暴走しちゃう時もたまにある」という共通点も見出している。王者組を攻略するのはたやすくないが、「うまく二人のそういったものがかみ合えば、この頑丈な体をぶち壊せるんじゃないかなと僕は思います」と正面突破を確信し、「どれだけ僕と崔さんが狂えるか」をポイントに定めた。

 対する関本&岡林は初防衛戦。今度は敵地・全日本に乗り込む形となる。関本は世界タッグのほか、大日本のBJW認定世界ストロングヘビー級、ZERO1の世界ヘビー級の両王座も保持。20周年イヤーの幕開けとともに3冠王者となった。追い風を実感している関本は「暴走大巨人からベルトを奪ってね、乗りに乗ってますから。このまま岡林と二人で突っ走っていきたい」と宣言。ジェイク発言をかき消すように「俺たちの体を打ち抜けるなら打ち抜いてみろ。そういう所存で臨みたい」と豪語してみせた。

 一方、岡林は昨年11月に1年以上の長期欠場から復帰以来、初のベルト戴冠で“完全復活"を印象づけた。本人も「暴走大巨人、強大なあの二人に勝ったので、全力全力で記憶がなかったんですけど、勝ったあと、やっぱりそれは思いましたね。完全復活だって」と実感することができた。2017年8月の2度目の戴冠時は自身の右肩負傷による欠場に伴い、一度も防衛戦を行えないまま返上となったが、「その時にこれから全タッグチーム、全日本の全タッグチームを倒すという野望を掲げてやってました。でも、その矢先にケガをして返上してしまったので、今回、この世界タッグを獲って、またその野望を達成してやろうと思ってます」と宣言。世界タッグ王者としての仕切り直しを見据えた。

☆2/24(日)神奈川・横浜文化体育館『2019 EXCITE SERIES』最終戦 15:00開始

▼世界タッグ選手権試合
[挑戦者組]
崔領二
ジェイク・リー
(1/60)
岡林裕二
関本大介
[第84代王者組]
※関本&岡林初防衛戦


【崔のコメント】「このタイミングでジェイクと組んで世界タッグ、これ以上はない舞台であり、モチベーションも完璧。関本・岡林というチームも、俺は知り尽くしているし、彼らが最高のタッグチームというのも、よくわかっている。この試合で俺とジェイクが魅せたいもの、歩んでいきたいもの、それを全部試合にぶつけようと思う。揺るぎない自信がある。それはジェイクも同じだと思う。必ずベルトを獲ります」

【会見の模様】
▼ジェイク「あの諏訪魔&石川組という最優秀タッグを下してのチャンピオンなんで、最強、最高であることは皆が認めていることだと思います。そこに挑戦する価値はもちろんあります。それに獲る可能性だって見出してるわけだし。崔さんが言ったように、俺と崔さんならできるんで、それが。必ず全日本にこのベルトを取り戻します」

▼岡林「今回、崔領二&ジェイク・リー組と防衛戦を行うということで、本当に気合が入っています。二人とも大型で、打撃も凄いですし、あと打撃だけじゃない、機動力も凄いと思います。そして前、自分が関本さんと世界タッグを持っていて、ケガして返上したんですけど、その時にこれから全タッグチーム、全日本の全タッグチームを倒すという野望を掲げてやってました。でも、その矢先にケガをして返上してしまったので、今回、この世界タッグを獲って、またその野望を達成してやろうと思ってます。一戦一戦、気を引き締めて、今回、崔領二&ジェイク・リー組とやりますけど、もうぶっ倒していきたいと思います」

▼関本「領二とジェイクのイメージは、印象はリーチが長くて、二人とも強烈な打撃を持っている。そういうイメージがあります。しかし俺と岡林もそれに耐えうるため肉体を毎日鍛え抜いています。世界タッグ戦では俺たちの体を打ち抜けるなら打ち抜いてみろ。そういう所存で臨みたいと思います。一生懸命、戦います」

――王者組は岡林選手の負傷で返上となり、今回返り咲いたが、あの時の続きという感覚がある?

▼岡林「自分はそうですね。あの時、掲げてた野望、全タッグチームを倒して頂点に立つ。そういう気持ちで乗り込んだんで。その気持ちは変わりなしです。自分の中で」

▼関本「前回ね、暴走大巨人からベルトを奪ってね、乗りに乗ってますから。このまま岡林と二人で突っ走っていきたいなと思います」

――世界タッグを獲った時、関本選手が「岡林裕二完全復活」と発言していたが、岡林選手自身もそんな感覚をつかめた?

▼岡林「そうですね。本当に暴走大巨人、強大なあの二人に勝ったので。自分もあの時の記憶が、試合の時の記憶があんまり正直なかったので。絶対獲ってやるって気持ちはあったんですけど、全力全力で記憶がなかったんですけど、勝ったあと、やっぱりそれは思いましたね。完全復活だって思いました」

――ジェイク選手は野村選手と世界タッグを保持していた時、この関本&岡林組との防衛戦が決まっていた中で負傷欠場で返上となったが、当時の思いは意識する?

▼ジェイク「意識してた部分はありましたね、ずっと。それはずっとありました。今回に限らず、それはずっとです。この二人とベルトをかけて絶対やりたいという気持ちがあったので、それは今に始まったことじゃないんですよ」

――それもあって、この二人に世界タッグを獲られた時点で名乗りを上げた?

▼ジェイク「そうですね。考える前にっていう感じだったので、それを受諾してくれたチャンピオンと会社に感謝の気持ちを述べたいですね」

――王者組にない強みが崔選手とのタッグにあるとしたら?

▼ジェイク「僕と崔さんははっきり言って、どっちともぶっ飛んでるんで。何て言えばいいんだろうな。何も考えずに暴走しちゃう時もたまにあるんですよ。そこらへんがうまく二人のそういったものがかみ合えば、この頑丈な体をぶち壊せるんじゃないかなと僕は思います。なので、どれだけ僕と崔さんが狂えるかじゃなないですかね」

――ジェイク選手の発言を受けて?

▼岡林「そう簡単にはぶち壊せないですよ。それだけの戦いもしてきてるし。自分も試合中でもね、本当に狂うじゃないですけど、試合になったら変わるじゃないですか人間ってやっぱり。アドレナリンもガッと上がるし。そんな簡単には壊れるようなトレーニングしてないし、壊せないですよ」

▼関本「今、岡林が言ったように、俺たちは大日本を背負って出てきてるから、そんな簡単に壊されるかと思ってますよ。耐えてみせる」

――関本選手は今年20周年記念イヤーで、現在、世界タッグも含めて3つのタイトルを手にしているが、自分自身で乗っている感覚はある?

▼関本「この世界タッグが決まって、乗ってるなっていうのは自分で乗せていかなきゃいけないし、そう思ってます。で、こうやって世界タッグのタイトルマッチも決まって、相手がジェイクと領二。これも運命だと思うし。一回、ジェイクがケガしてできなくて、岡林がケガしてできなくて、今回、こうやって世界タッグが決まったというのも運命を感じるし。だからこの戦いは自分的には運命を感じますね」

――相手の打撃を耐え抜くうえでカギを握る筋肉の部位は?

▼関本「全部の筋肉でしょう。全部の筋肉だけど、肉体をつかさどってるのは精神ですから。最終的には気持ちです。ハートですよ」

▼岡林「一緒ですね。気持ちがなかったらね、勝てないし、いくら鍛えていても、いくら筋肉が頑丈でも終わりますからね。気持ちを強く持たないと」

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