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12/23【新日本】田口&ワトのジュニアタッグ挑戦などが正式決定 ドーム2連戦全カード出そろう

 新日本は23日、1・4&5東京ドーム大会2連戦の全カードを発表。IWGP USヘビー級王座挑戦権利証争奪戦「KENTAvsジュース・ロビンソン」、IWGPジュニアタッグ選手権試合「エル・デスペラード&金丸義信vs田口隆祐&マスター・ワト」が正式に決まった。

 2年連続となる東京ドーム2連戦の幕開けが12日後と迫ったこの日、両日の全カードが出そろった。US権利証保持者・KENTAに元王者でもあるジュースが挑む。12・21後楽園大会で権利証挑戦を表明したジュースに対し、KENTAが翌12・22後楽園大会で受諾した。

 だが、ジュースが目の負傷による検査中のため会見を欠席。これに怒りを爆発させたのがKENTAだ。「何でいないのロビンソン? どんだけヤワなんだよ。来いって。ふざけんなよ。俺がせっかくやってやるって言ってんのに、どういうこと?」などと疑問符を連発して不満をぶちまけ、「何しに来たんだよ俺? これ以上、言うことないよ、もう」と会見を拒否して退席した。

 田口&ワトのIWGPジュニアタッグ挑戦も正式に決まった。12・21後楽園大会でワト、12・22後楽園大会で田口がそれぞれ金丸から直接勝利を奪って挑戦をアピール。デスペラード&金丸も受けて立ち、2度目の防衛戦が決まった。ワトは勝てば今年7月に凱旋帰国以来、初のベルト戴冠。田口は2017年10月にリコシェとの第53代王者から陥落以来、3年3ヵ月ぶり7度目の戴冠を狙う。

 タッグリーグ戦でデスペラード&金丸に勝利し、スーパージュニア公式戦でも田口、ワトともにデスペラードに勝利しているとあって挑戦者組は自信満々。田口が「自信しかないですね。何回シミュレーションしても私たちが勝つシーンしか思い浮かばないというのが正直なところ」と豪語すれば、ワトは「東京ドームで鈴木軍の二人から3カウントを獲って、決着をちゃんとつけてから、このIWGPジュニアタッグのベルトを足がかりに、さらなる頂点を目指したい」と意気込んだ。

 だが、デスペラードの怒りと舌鋒がワトに向けられた。「ワト、俺はお前のことが正直大っ嫌いだ」と前置きしたうえで、「お前のセリフには1個も感情を感じない。やらせろ、やらせろって盛りのついた中学生みたいなことばっかり言ってるけど、お前、本当にやらせろなんて思ってねぇだろ?」と疑問を投げかけた。ワトが「やる気しかねぇよ」と反論しても、「な、ほら。どこにも感情が乗ってないだろ? 俺は嘘つき大嫌いなんだよ」とバッサリ。ワトの「足がかり」発言も聞き逃さず、「このベルトを獲って第一歩とか、足がかりとか、そういうこと言ったけど、ベルトである以上、チャンピオンシップのタイトルホルダーなんだよ俺たちは。このタイトルを足がかりとか、そういう位置づけにするな。獲れてもいない奴が」と手厳しく釘を刺した。

 それでもデスペラードが田口&ワト迎撃を決めた理由は東京ドームの大舞台で防衛戦を行うため。田口&ワト眼中になしといわんばかりに「もう俺はスーパージュニアのことも見てるし、シングルのタイトルのことも見てる。これから続くであろう俺とノブさんのタッグの防衛戦、2回、3回、4回、5回、何回防衛できるか、その記録自体伸ばすしかないんだよ」と2021年の戦いを見据えて宣言した。

 また、2日日の第1試合では「KOPW 2021」決定戦4WAYマッチが行われる。現在KOPWは矢野が保持しているが、2021年を迎えると同時に新たな保持者を決めることになった。4人の出場選手を決めるニュージャパンランボーが初日の第0試合で行われる。詳細は以下の通り。


☆1/4(月)東京ドーム『バルサン Presents WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム』15:00開場、17:00開始

◇第0試合◇
▼「KOPW 2021」進出争奪ニュージャパンランボー
※シングルマッチからスタートして1分毎に1選手が登場してくる時間差バトルロイヤル。
敗れた選手から退場していき、最後の4選手になった時点で決着とする。
なおトップロープを越えて場外に転落した選手も退場となる。
出場選手と順番はテーマ曲によって発表とする。
最後に残った4選手が2021年1月5日東京・東京ドーム大会で行われる『KOPW 2021』決定戦4WAYマッチ進出権を獲得する
※16:00開始予定

◇第1試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr.27」優勝者vs「SUPER J-CUP 2020」優勝者スペシャルシングルマッチ
[SJC2020優勝者]
エル・ファンタズモ
(1/60)
高橋ヒロム
[BOSJ27優勝者]

◇第2試合◇
▼IWGPタッグ選手権試合
[挑戦者/WORLD TAG LEAGUE2020優勝チーム]
タンガ・ロア
タマ・トンガ
(1/60)
ザック・セイバーJr.
タイチ
[第87代王者]
※タイチ&ザック3度目の防衛戦

◇第3試合◇
▼IWGP USヘビー級王座挑戦権利証争奪戦
[挑戦者]
ジュース・ロビンソン
(1/60)
KENTA
[権利証保持者/NJCUSA優勝者]

◇第4試合◇
▼スペシャルシングルマッチ
グレート-O-カーン
(1/60)
棚橋弘至

◇第5試合◇
▼スペシャルシングルマッチ
ウィル・オスプレイ
(1/60)
オカダ・カズチカ

◇第6試合◇
▼IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合
[挑戦者/G1 CLIMAX 30優勝者]
飯伏幸太
(1/60)
内藤哲也
[第72代IWGPヘビー級&第26代IWGPインターコンチネンタル王者]
※内藤両王座2度目の防衛戦


☆1/5(火)東京ドーム『バルサン Presents WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム』15:00開場、17:00開始

◇第0試合◇
▼スターダム提供試合
※16:00開始予定、対戦カードは近日発表

◇第1試合◇
▼「KOPW 2021」決定戦4WAYマッチ/無制限1本
※2021年1月4日東京・東京ドーム大会で行われる『KOPW 2021』進出権争奪ニュージャパンランボーで最後に残った4選手が4WAYマッチを行う。なお4選手同時に試合を行い、いずれかの1選手が勝利した時点で決着とする

◇第2試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合
[挑戦者]
マスター・ワト
田口隆祐
(1/60)
金丸義信
エル・デスペラード
[第62代王者]
※デスペラード&金丸2度目の防衛戦

◇第3試合◇
▼NEVER無差別級選手権試合
[挑戦者]
ジェフ・コブ
(1/60)
鷹木信悟
[第31代王者]
※鷹木初防衛戦

◇第4試合◇
▼スペシャルシングルマッチ
EVIL
(1/60)
SANADA

◇第5試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合
[挑戦者]
1・4東京ドーム「高橋ヒロムvsエル・ファンタズモ」の勝者
(1/60)
石森太二
[第87代王者]
※石森初防衛戦

◇第6試合◇
▼IWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合
[挑戦者/挑戦権利証保持者]
ジェイ・ホワイト
(1/60)
1・4東京ドーム「内藤哲也vs飯伏幸太」の勝者
[王者]


【1・4第1試合・会見の模様】
▼ヒロム「皆さん、こんにちは。高橋ヒロムです。いえ、BEST OF THE SUPER Jr.27優勝者・高橋ヒロムです。ファンタズモはいないんですか? 本当にいないんですか? 来ませんか? やっぱり対戦相手がいないと、何かこう心の底から乗れない、いつものヒロムちゃんじゃない。何かそんな自分が凄く嫌だけど、コメントは残して帰ります。言いたいことはただ一つ、1月4日、エル・ファンタズモを倒し、1月5日、石森の持つIWGPジュニアヘビー級チャンピオンいただきます。それだけは言っておきたい。ホントはファンタズモがいれば、いろいろとお話しをしたかったけど、彼がいないなら仕方ない。ところで、何試合目でしたっけ? 知ってるよ。第1試合、最高じゃねぇか。新日本プロレス1月4日東京ドーム第1試合の意味、それを教えてやるよ。みんな、第1試合の凄さみせてやるから楽しみにしといてくれ。それからファンタズモ! オイオイ、来るんじゃねぇだろうな。どこからでも来い。俺はいるぞ。いいぞ、来るか? 来ませんよね、それは。来ちゃいけないアレですもんね。仕方ない。仕方ないけど納得いかねぇよな。仕方ない。いいでしょう。帰ります」

※ヒロムが退席すると、ファンタズモのお面をかぶり、胸に「ELP」と書いたヒロムらしき男が現れ、ファンタズモのポーズを真似てから英語でコメント

▼ファンタズモ(?)「皆さん、こんにちは。エル・ファンタズモです。ヒロムさんナンバー1。100%完全に勝つ自信がありません。だけど、とてもエキサイトしています。ヒロムさん、愛してます」

※ヒロムが戻ってきて

▼ヒロム「来たのか? エル・ファンタズモ。来たのか? 面白いこと言ってくれるじゃねぇかファンタズモ。来ないとみせかけて来たんですか。そしてコメントしたんですか。やっぱり凄い奴だな、エル・ファンタズモ。楽しみで仕方ない。1月4日は楽しみで仕方ない。やった! やった、やった! やったぁ! やったね!」

※ファンタズモは入国後の待機期間のため欠席


【1・4第2試合・会見の模様】
※両チームが入場後、近距離でにらみ合って舌戦。ロアはタイチにマイクを向けて挑発し、ザックはペットボトルを投げつけて応戦。ロアはペットボトルの水をタイチに飲ませる仕草をみせ、なおもタイチにマイクを向ける。タイチはトンガの胸ぐらをつかんでにらみ合うと、ザックとともに退席

▼ロア「GODは使命を全うするために、ここにやってきた。WORLD TAG LEAGUEに優勝し、1・4では俺たちを追跡してきたあの二人と対戦することになるが、もちろん結果は俺たちが7度目のIWGPタッグチャンピオンに輝くということだけはわかっている」

▼トンガ「4年間にわたり、この二人でタッグを率いてきた。4年間で6回あのベルトを獲得してきた。ゲリラズオブデスティニーが何を成し遂げてきたか。それだけわかっていれば、俺たちがこの団体を代表するタッグチームであることは周知の事実だと思う。1月4日、俺たちは間違いなくIWGPタッグ7度目の獲得をすることになるだろう」


【1・4第3試合・会見の模様】
▼KENTA「いや、もうこれ、散々言われて、やってやるって言って、ロビンソンもいない、ジョンモク(王者ジョン・モクスリー)もいない。これ、どういうたぐいのプレーですか、これは? 何で俺ここに一人でいんの? 俺は一人二役とかやらないからね。どういうこと、これ? ケガで何? 何でいないのロビンソン? どんだけヤワなんだよ。来いって。ふざけんなよ。俺がせっかくやってやるって言ってんのに、どういうこと? 俺一人で、何これ? おかしいだろ、これ。何しに来たんだよ俺? これ以上、言うことないよ、もう。何このプレー? やめてよ。ないよ、もう。何あとほか? 何もないだろ? おしまい! もう何にもない。もっともっと、しっかりやってこいって。やる気あんのか、あいつ? あいつがやりたいって言うから、やらせろって言うから俺がじゃあしょうがねぇ、やってやるってなってんのに、何これ? どういうこと? ふざけんなって。終わり」

※ジュースは目の負傷の検査のため欠席


【1・4第4試合・会見の模様】
▼オーカーン「ひれ伏せ、愚民ども。頭が高い。ほかの奴らがグダグダと選挙活動中の政治家のように理由や思想を語るが、理由じゃねぇんだよ。勝ちてぇから戦うんだよ。だが、敵を討ち取った褒美はほしいなぁ。歴史の問題だ。負けた国がどうなるか知ってるか? 全てを奪われ! 奴隷になるんだよ! 付け人がどうとかほざいてくれたな、棚橋。ならば、貴様が負けたあかつきにはEMPIREに入って、犬にでもなってもらおうか? なぜ余が貴様のヒザを再三にわたり壊したか、わかるか? ヒザが痛くて立てねぇんだろ? よかったじゃねぇか。今後は四つん這いで過ごせるぞ。負け犬でもマスコットキャラぐらいにはなれんだろ? 棚橋ごときを支持してる愚民どもも覚悟しておけ。発情期の雌犬のように! ベロベロと余の靴を舐めさせてやるよ。ひれ伏せ、愚民」

▼棚橋「100年に一人の逸材・棚橋弘至です。2008年かな、9年かな。9年か。武藤(敬司)選手に勝った時、俺は新日本プロレスのエースだとエース宣言をして早12年。干支が一周しました。エースという肩書は残っていますが、コンディション的にもあまりよくない。東京ドームでの試合順もどんどん下がっていってる。もちろん悔しいですけども、2020年、大変な年になって、プロレスはじめ、いろんなエンターテインメントが苦戦してるこういう状況で奮起しなければ、何がエースだよと。逆境でこそ燃えます。なので僕はもう一度、新日本プロレスを立て直すために2021年、もう一度、新日本プロレスの希望になります。ただ、ここ数年、凱旋帰国してきた選手の踏み台どころかジャンプ台になってますので、二匹目のドジョウではないですけど、二匹目の棚橋はもういませんよと。東京ドーム、最高のスタートを切って、2021年の希望になります」

【1・4第5試合・会見の模様】
▼オスプレイ「お前ら、よく聞け。今現在、世界中で最も影響力のあるプロレスラー、それがウィル・オスプレイだ。どこへ行ってもウィル・オスプレイの名前が挙がってくる。しかし、本物のリアルのウィル・オスプレイは今現在ここにいる。この男こそ本物のウィル・オスプレイだ。そして今回相手する元IWGPチャンピオンのオカダ。俺のことをかつては下に見ていたかもしれないが、その時はもう終わった。オカダ、お前のことは今度の東京ドームで俺が終わらせてやる。かつてのビッグスター、しかし今、お前が担ってきたものは全て俺の肩にかかってくるだろう。そして俺の名前、EMPIREをよく目に焼き付けるがいい」

▼オカダ「まぁ、試合が決まってですね、こういう生意気な後輩が出てくることは凄く新日本プロレスにもいいことなんじゃないかなと思います。かつての僕もそうでした。散々、生意気にホントに今の先輩方には大変失礼なこともたくさん言ったなと思うんですけど、それは新日本プロレスにとって、会社が大きくなるという意味では凄くいいことかなと思うんですけれども、オカダ・カズチカというレスラーにとっては凄くいいことではなく、やっぱり僕が常にトップで戦わないとダメだと思いますので。まぁ正直、かつてのビッグスターでも何とでも言ってくださいよというような感じで、僕もそんなようなことをいろんな先輩に言ってきましたし。でもリング上でしっかりと僕の強さ、カッコよさ、そういうのをオスプレイにみせつけたいなと思います。あとひとつ、僕とオスプレイが試合をしますので、IWGPの戦いと比べてください」


【1・4第6試合・会見の模様】
▼飯伏「僕は挑戦者側なんで、特に言うことはないんですけど、内藤哲也というものは僕の中では少し特別な存在なんで、東京ドームで二冠戦、内藤哲也と。これ、思いっきり楽しみましょうよ。そして、僕は1・4勝って、1・5も恨みのあるジェイ、ここにも勝ちたいと思います」

▼内藤「1・4内藤に勝って、1・5ジェイに勝って、俺は神になるって言ってほしかったな。今、神様って言ってくれると思ったんだけどな。2021年1月4日、東京ドームで内藤哲也vs飯伏幸太が決定してから、もう1ヵ月以上が経ちました。飯伏との前哨戦が続いていますが、やはり飯伏とのプロレスはめちゃめちゃ楽しいですね。自分が指名し、そして実現する東京ドームでの飯伏幸太とのタイトルマッチ。ここまでは、よく言えば期待通り、悪く言えば想定範囲内って感じですかね。1月4日、飯伏に勝利した場合、1月5日、ジェイ・ホワイトとのタイトルマッチがあるわけで、2日連続でのタイトルマッチ、もちろんリスクがあるのはわかってますよ。でも新日本プロレスにとって東京ドーム大会っていうのは年間最大のビッグイベントなわけで、2日連続で、しかもメインイベントで試合ができるかもしれない。そう考えた場合、リスクなんて頭に大して浮かばなかったですね。むしろメリットの方がはるかに大きいんじゃないですか。その点、1月5日しか、一日しか試合をしないジェイ・ホワイトはレスラーとして俺は損をしているとしか思えないですね。まぁ、でもこれはジェイ・ホワイト自身が望んだ形なわけで、ジェイ・ホワイトには4日、いつも以上にリラックスして睡眠時間を取って、そして万全の状態で5日、東京ドームのリングに上がってきてほしいですね。来年の東京ドーム大会では、皆様と一緒に大合唱することはできませんが、メインイベントで勝った場合、花道を反対方向に歩いて帰れる。これはメインイベントに出場し、勝利したレスラーのみが味わえる特権なわけで、来年はそれを味わいたいなと。今年の東京ドームでも味わえるはずだったんですが、KENTA選手に邪魔をされてしまい、そして花道を反対方向に歩くことなく東京ドームを去ってしまったんで、来年の東京ドームは花道を反対方向に歩く。それをしかも二日間体験し、そして東京ドーム大会を終えたいなと思ってます。いったいどんな感じなんですかね。反対方向に歩いたことあります? 皆さん。もちろんないでしょ。俺もないよ。飯伏もないからね。ほとんどのレスラーが経験したことないことですから。いったいどういうふうに見えるのかな。反対方向に歩く花道って。それを想像し、楽しみながら1月4日、1月5日を迎えたいと思います」

※写真撮影の段にジェイが現れる

▼ジェイ「スイッチブレード、ジェイ・ホワイトと申します。質問があります。一つ目は内藤選手へ。もし1・4勝利を上げることになったら1月5日にジェイ・ホワイト選手と試合します。勝利に向けての自信のほどをお聞かせください」

▼内藤「あれ? 今日、質疑応答なしって聞いてますけど。そう聞いてたんでね。何だろう、ジェイ・ホワイトってやっぱ特別扱いなのかな? 彼の質問は真っ先に通訳を通して質問が展開される。この特別扱い、やっぱ新日本プロレスはよほどジェイ・ホワイトに期待してるんでしょうね。そこを感じますよね。1月5日、ジェイ・ホワイトへの勝利の自信? そりゃなきゃここにいないでしょう。しかも、なければ4日、飯伏とやりたいです、2日連続でタイトルマッチをやりたいですって俺、自分で言わないですよ。むしろ、あなた一日休んでおいて、二日連続で試合をする選手に負けた時のリスク考えてるんですか? プロレス界においてさ、試合やる前から負けること考えるバカいるかよって話あるけど、俺は考えるからね。俺は負けた時のこと考えるよ。そうなったら嫌だから、だからこそ頑張れる。リスクはもちろん考えますからね。だからジェイ・ホワイトは負けた時のリスクを考えてるのかどうか、逆に質問を投げかけたいと思います」

▼ジェイ「二つ目の質問を飯伏に。2日目に勝ち上がったとしてジェイ・ホワイト選手に勝てると思いますか?」

▼飯伏「長いよ、長い。話が長い。勝つ勝つ。勝つ」

▼ジェイ「後楽園ホールでジェイ・ホワイト選手が何をしたかあなたは覚えてますか?」

▼内藤「忘れた。(ジェイがコメントを続けて)まだあんの?」

▼ジェイ「辻と上村どっちが強いと思いますか?」

▼内藤「辻」

▼ジェイ「同じ質問を飯伏選手にも」

▼飯伏「上村」

▼ジェイ「飯伏選手、ジェイ・ホワイト選手に何回連続で負けていますか?」

▼飯伏「(無視して)お前、何しに来たの?」

▼ジェイ「史上初の権利証を奪われた選手ということで恥じているのでしょうか? 後悔などあるのでしょうか?」

▼飯伏「恥ずかしくもないし、後悔もありません」

▼ジェイ「最後の質問です。どうしてあなたたち二人はそんなにダサいんですか? そしてジェイ・ホワイトはどうしてこんなにイケてるんでしょうか? (答えを聞かず)サンキュー(と退席)」


【1・5第2試合・会見の模様】
▼ワト「1月5日、東京ドームで鈴木軍の二人から3カウントを獲って、決着をちゃんとつけてから、このIWGPジュニアタッグのベルトを足がかりに、さらなる頂点を目指したいと思います」

▼田口「こう仕切られたところで並んでると、何か一蘭でラーメンを食べてるような感じですね。どうも田口隆祐です。4人並んで一蘭でラーメンを食べてる感じで話をしているわけですけど、私たちはチャンピオンチームにタッグリーグで勝っておりますので、これは我々の自信になってます。スーパージュニアでそれぞれデスペラード選手にシングルで勝ってますし、昨日おとといもですね、それぞれが6人タッグではありましたけど、金丸選手から1、2、3しっかり獲ってますので、自信をさらに深めて、このタイトルマッチに臨めるかなと思ってます。自信しかないですね。何回シミュレーションしても私たちが勝つシーンしか思い浮かばないというのが正直なところです。さっき内藤選手がやる前から負けること考えるバカいるかと言ってましたけど、ひとつ気になる点があるとすれば、私が最近、趣味でやっておりますタロット占いで、何回やっても私たちが勝つっていうカードが出てこないというところですね。これは唯一気になってるところではあります。勝てばワト選手、グランドマスターへの道の第一歩となりますし、万が一、負けることがあれば、これは当たるタロット占いということで、タロットマスターとしての第一歩が開かれるかなと思っております。もし負けた場合、今いろいろ時間がありますので、有料鑑定でもタロット占いでやって、ちょっといろいろ苦しいところがありますんで、少し副業としてやっていこうかなと。どっちに転んでも勝っても負けても、グランドマスター、タロットマスター、どっちに転んでもいいかなというふうに私は考えておりますけど、今後の第一歩、どうなるのか、今後を占う意味でも大事な一戦になると思いますので。タロットだけにね、今後を占うということになりますので、この試合はしっかりやっていきたいと思います」

▼デスペラード「一蘭でラーメン食ったことないから、俺こういうスタイルが一蘭かどうかっていうのは残念ながらわからないんだけど」

▼田口「こういうスタイルなんですよ。お店の側からみてる感じで皆さんにみていただいてますね」

▼デスペラード「どっからラーメン出てくるの?」

▼田口「向こう側から。暖簾があって。ベルトのあたりからスーッとラーメンが。これが一蘭のスタイルでございます」

▼デスペラード「わかった。田口はいいや、これで。ワト、俺はお前のことが正直大っ嫌いだ。対戦相手として相性がどうとかこうとかじゃなくて、お前のセリフには1個も感情を感じない。やらせろ、やらせろって盛りのついた中学生みたいなことばっかり言ってるけど、お前、本当にやらせろなんて思ってねぇだろ?」

▼ワト「やる気しかねぇよ」

▼デスペラード「あぁ!?」

▼ワト「やる気しか、ねぇんだよ」

▼デスペラード「な、ほら。どこにも感情が乗ってないだろ? 俺は嘘つき大嫌いなんだよ」

▼ワト「一言もウソなんかついてねぇ。やる気しか…」

▼デスペラード「(遮って)わかった、わかった。じゃあ百歩譲って今ここでお前にはやる気しかないのかもしれないけど、俺たちが昨日、リングに上がる前にお前がリング上から言ってた言葉、自分で覚えてるか? たぶん興奮して頭の中、真っ赤っ赤になってるだろうから覚えてないかもしれない。でも俺はちょっとむかついたから覚えてんだけど、『今すぐやらせろ。ここでやらせろ』って言ってたんだよ。それに関してはお前、絶対ウソだよな? だって東京ドームで試合ができる、タイトルマッチができるっていうチャンスを棒に振って、後楽園で今すぐやらせろ? 6人いるのにタッグのチャンピオンシップやらせろ? 後先考えない奴がその場のノリだけで、感情も乗せないでしゃべってるとこうなるんだよ。後楽園のお客は喜ぶだろうよ。そう言われてさ。ここでタイトルマッチがみれるかもしれないって。そのオチはどこにつけるんだ? みれないんだぞ。考えてしゃべれよ。な。お前がバカなのかどうかっつうのは俺はわからないし、仮にバカだったとして、バカにバカである責任を取れというのは不可能なので、俺はそこは追及しない。お前がバカなのかバカじゃないのか、俺は知らないし、これからのお前次第だと思うが、しゃべるんだったら考えてからしゃべってくれ。OK? 質問されたら返事ぐらいしろよ。(ワトから返答がないと)はいOK。あとね、もう1個頭にきてんのがね、このベルトを獲って第一歩とか、足がかりとか、そういうこと言ったけど、ベルトである以上、チャンピオンシップのタイトルホルダーなんだよ俺たちは。このタイトルを足がかりとか、そういう位置づけにするな。獲れてもいない奴が。そういう部分、全部ひっくるめて俺はお前のことが大嫌いだ。それに、2021年に関して言えば、俺は本当は将来のこととか未来的なこと、展望をいうのはホントは得意じゃないし、言うべきじゃないとも思っているんだが、もう俺はスーパージュニアのことも見てるし、シングルのタイトルのことも見てる。これから続くであろう俺とノブさんのタッグの防衛戦、2回、3回、4回、5回、何回防衛できるか、その記録自体伸ばすしかないんだよ。だから、てめぇらなんぞにかまけてる暇は本当はないんだが、他の挑戦チームが大したものがなく、声も上がってこない。しょうがないからお前らとやってやるんだ。そうじゃないと俺たちが東京ドームっていうでっかいところで試合をするチャンスを棒に振ることになる。ただそれだけのために選ばれた。それだけなんだ、お前たちは」

▼ワト「全ては東京ドームで結果を出してやるよ」

▼デスペラード「ノブさんがしゃべってねぇんだよ。勝手に締めんな」

▼ワト「(田口に耳打ちされて)ありがとうございます」

▼デスペラード「耳打ちされたことそのまま言うな。ノブさんがしゃべりにくいだろ」

▼ワト「(再び田口に耳打ちされて)以後、気をつけます」

▼デスペラード「俺はいいよ、もう」

▼金丸「後楽園でこの間負けて、あいつらに負けようが勝とうが、俺からしたらどうでもいい話で。それよりよ、占いがどうのこうの言ってるけど、田口、お前にはまた違った感情があるんだよ。何だよ? 昨日のあれ。1個どっかいっちゃったじゃねぇか。次覚えとけよ」

▼田口「今日、後楽園で試合あるんで探しておきます。もし見つけた方がいらっしゃいましたら、お近くの交番、警察に届けてください。よろしくお願いします。もしくは今日後楽園にいらっしゃるお客様、近くの係員の方にお渡しください。私、最終的には責任を持って金丸様にお戻しいたしますので」

▼金丸「どうでもいいことしゃべりすぎだよ」

▼田口「ちゃんとコロナ対策でしっかりして、アルコールで消毒してお返しいたします。責任を持ってやらせていただこうと思ってますので。大切なものですから」

▼金丸「もういいんだよ」

▼田口「もういいですか?」

▼金丸「あぁ、いいよ。それとタイトルマッチ、奥の青髪、お前次第だからなオイ。しっかりしろ」

▼ワト「まぁ俺たちタッグチーム、お前ら二人に勝ってるからな。余裕があって、余裕をもって3カウント獲りにいかせていただきますよ」


【1・5第3試合・会見の模様】
▼コブ「EMPIRE加入直後になぜこのような決断をしたのか、たくさんの人に何度も聞かれた。しかし今日はまだ誰にも聞かれていない。何が起こったのか、鷹木信悟の前で、お前たちの前で話したいと思う。今までのご機嫌だったジェフ・コブはどこにいったのか? 何をしているのか? そして、あのジェフ・コブは俺に何をしてくれたのか? 2年という長きにわたり、俺はずっと苦しい思いをして、やり場のない悲しみを抱えていた。本来だったらそのベルトをマディソン・スクエア・ガーデンで獲りたかったが、それもかなわなかった。そういった中、以前のジェフ・コブは友人に裏切られ、利用されて底辺へと落ちていった。G1でもいい試合をしたし、俺が何をしても話題に上がるのは鷹木信悟ばかり。底辺から弾けて、俺は生まれ変わったんだ。家族も友人も大切にしていた人も全てを捨てて、俺は新しいジェフ・コブに生まれ変わった。俺が涙を流しているのをかつて見たことがある人がいるならば、あれは悲しみの涙ではなく、怒りといら立ちによって流された涙だ。今の俺をみてくれ。そして鷹木信悟、お前の涙は俺に対する恐れなのではないか。なぜなら1月5日、お前の全てが終わる日になるからだ。お前は死ぬ覚悟ができているのか?」

▼鷹木「ジェフ、EMPIREに入るとどいつもこいつも話が長ぇな。こういうのはな、短く簡潔に話すんだよ。俺が見本みせてやるから、よくみとけよ。まずはじめに、俺は新日本に上がり出して2年3ヵ月。シングルの王者として初めて東京ドームの花道を歩けることを素直にうれしく思う。隣にいるジェフ・コブに関してはいろいろ思うことあるよ。彼に対して俺はコンプレックスもたくさんあるし、身長は変わらなくてもね、力もけた外れだしな。彼とは偶然にも同い年で、はっきり言えることは同世代の中で間違いなくジェフはナンバー1のモンスター、怪物だろう。俺はこいつにはね、いいとこ何にもねぇんだよ。初対決したロスでも相手にされなかったし、去年のG1でも負けた。今年のG1でも負けた。タッグリーグでも負けた。武道館でも恥をかき、昨日の後楽園でも恥をかいた。このまま年を越すのは俺は腹が立って仕方ねぇんだよ。でも全ては1・5東京ドームで晴らしたいと思う。こいつには中途半端な技やパワーは通用しないと思う。全ての魂を俺はこいつにぶつけたいと思う。1・5スープレックス・パーティー・イン東京ドーム。俺はあえてジェフ・コブの土俵に上がる。そしてランペイジ・ドラゴンのごとく暴れ狂って、必ずこのNEVERのベルトを守ってみせる。最終的には俺が勝って、このベルトを手にドームのテッペンをめがけて拳を上げてやろう。いいか、ジェフ。コメントってのはこのぐらい短く簡潔に話すんだ!」


【1・5第4試合会見の模様】
▼EVIL「SANADA、おめぇみたいな邪魔者はよ、徹底的に潰してやるよ。東京ドームでな」

▼SANADA「そもそも、今年のG1で完璧に3カウントを獲っているんですけど、どうも彼は納得してないようなので、ここはあえて東京ドームという大きな舞台で、何度やっても一緒だよというのをわからせてやります。あと、腐ってもEVILは元二冠チャンピオンなので、元二冠チャンピオンに連勝すれば、タイトル挑戦の資格が生まれると思うので、結果残します」

※写真撮影時、ディック東郷がSANADAの背後から襲撃し、スポイラーズチョーカーで絞め上げる

▼EVIL「(倒れたままのSANADAに向かって)SANADA、今日の試合、遅れんなよ」


【1・5第5試合・会見の模様】
▼石森「1・4はBEST OF THE SUPER Jr.優勝者とSUPER J-CUP優勝者。つまり今年のジュニアの覇者が決まる。そして、1・5でこの俺のベルトに挑んでくる。俺は誰が相手でもこのベルトを絶対守ってみせる!(と拳を握って笑う) なんてありきたりなこと考えてねぇよ。ヒロムファンには悪いが、1・4は俺のパートナー、ファンタズモが勝つよ。間違いなく。それで1・5は俺とファンタズモでバレットジュニアスペシャルマッチだ。ジェイやその他のメンバーもやってくれるだろうし、来年の東京ドームはBULLET CLUBのお祭りだな。確か今年のドームはロス・インゴのファンが最後、『ハポン!』って言えなくて、怒り狂って帰ってったな(笑) 来年も新年早々、怒らせて悪いな(笑) それとも(内藤のポーズを真似て)こうやってた手が、(BULLET CLUBポーズで)こうやって帰ってるかもな。東京ドーム楽しみにしてるよ」


【1・5第6試合・会見の模様】
▼ジェイ「俺一人だと変な感じなので、辻と一緒に座りたいと思う。一つ忘れていたので言っておきたいことがあるが、無事この権利証ブリーフケース、新しい俺専用のものを手に入れることができた。そして、ひとつお願いがある。東京ドームでの試合ではレフェリーはレッドシューズ海野はやめてほしい。色黒の背の低い、大阪の試合でレフェリーをした彼にレフェリーをしてほしい。なぜならば毎回レッドシューズには嫌な思いをさせられている。後楽園の時も5カウントぐらい入っていたはずなのに、それをみていないふりをして、止めもしなかった。そして俺の試合は1・5、レッスルキングダムの2日目になるが、このIWGPヘビー級&インターコンチネンタルのダブルタイトルマッチというのは内藤か飯伏が俺に対して向かってくる試合のはずなのに、なぜか初日の飯伏と内藤の方に注目が集まっているような気がする。あの二人の一戦が大切なものであるというふりをするのはやめてほしい。どうせあいつら、どっちが勝ち上がっても俺に負けるんだからな。あの二人の試合が大事である、大切であるというごまかしはやめてほしいし、しっかりあの二人に理解させてほしい。質疑応答がないとさっき聞いたが、よくある質問に答えたいと思う。一つ目は内藤と飯伏の勝った方と対戦することになるが自信のほどは?という質問だ。どちらだっていいんだ。俺は飯伏に3回も勝っている、内藤にだって何度も勝っている。心の底からどちらが対戦相手になろうと関係ないと思っている。1・4で二人が対戦することは想定内か? それはどちらが勝とうが関係ないんだから、あの二人が戦おうが戦うまいが構わない。1・5で二つのベルトを獲るのは俺だからだ。3つ目の質問は挑戦権利証を獲得したいきさつがあまりよろしくないと言ってるファンが多いが? レフェリーが3カウントを数えたのだから俺の勝ちだ。その事実に何ら変わりない。ファンの声がどうであろうと、リングで起こったことが全ての事実だ。(辻に向かって)飯伏が内藤に勝ったとして飯伏とジェイ、どちらが勝つと思う?」

▼辻「ジェイ・ホワイト」

▼ジェイ「グッジョブ! では内藤とジェイ、どちらが勝つと思う?」

▼辻「ジェイ・ホワイト」

▼ジェイ「グッジョブ!」

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