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12/23【新日本】二冠王者・内藤がドーム2日目挑戦者ジェイをけん制「二日連続で試合をする選手に負けた時のリスク考えてる?」

 IWGPヘビー級&インターコンチネンタル二冠王者・内藤哲也が23日、1・4&5東京ドーム2連戦全カード発表会見に出席。2日連続でドームの長い花道を勝者として下がることを誓い、2日目の挑戦者・ジェイ・ホワイトを「一日休んでおいて、二日連続で試合をする選手に負けた時のリスク考えてるんですか?」とけん制した。

 2年連続の東京ドーム2連戦で二冠王者・内藤は過酷な2連戦に挑む。初日、自ら挑戦者に指名した飯伏幸太を迎え撃ち、これを突破すれば権利証保持者・ジェイ戦が待ち受ける。当然、2本のベルトを失う可能性もあるが、内藤は意に介さず。「もちろんリスクがあるのはわかってますよ。でも新日本プロレスにとって東京ドーム大会っていうのは年間最大のビッグイベントなわけで、2日連続で、しかもメインイベントで試合ができるかもしれない。そう考えた場合、リスクなんて頭に大して浮かばなかったですね。むしろメリットの方がはるかに大きいんじゃないですか」と言い切った。

 今年のドーム2連戦では初日、ジェイからIC王座を奪還し、2日目、IWGP王者・オカダ・カズチカとのダブルタイトルマッチに勝利。史上初の二冠王者となったものの、試合後、KENTAの襲撃によって大合唱を妨害された。

 そこでもう一つ残った無念があった。それは勝者としてドームの長い花道を下がれなかったことだ。「メインイベントで勝った場合、花道を反対方向に歩いて帰れる。これはメインイベントに出場し、勝利したレスラーのみが味わえる特権」と表現した内藤は、「来年はそれを味わいたい」とキッパリ。ドーム2連戦を勝利すれば未体験の領域に足を踏み入れることができるとあって、「いったいどういうふうに見えるのかな。反対方向に歩く花道って。それを想像し、楽しみながら1月4日、1月5日を迎えたい」と高揚感をにじませた。

 一方、内藤は2日目の挑戦者となるジェイに揺さぶりをかけた。会見中、ジェイに乱入されたものの内藤は動じず。2日連続でドームのメインに立つことの意義を実感するからこそ、初日を欠場するジェイを「1月5日しか、一日しか試合をしないジェイ・ホワイトはレスラーとして俺は損をしているとしか思えない」とけん制。コンディション面でジェイが有利となるのは間違いなく、「あなた一日休んでおいて、二日連続で試合をする選手に負けた時のリスク考えてるんですか? プロレス界においてさ、試合やる前から負けること考えるバカいるかよって話あるけど、俺は考えるからね。俺は負けた時のこと考えるよ。そうなったら嫌だから、だからこそ頑張れる。リスクはもちろん考えますからね。だからジェイ・ホワイトは負けた時のリスクを考えてるのかどうか」と投げかけていた。

【1・4第6試合・会見の模様】
▼飯伏「僕は挑戦者側なんで、特に言うことはないんですけど、内藤哲也というものは僕の中では少し特別な存在なんで、東京ドームで二冠戦、内藤哲也と。これ、思いっきり楽しみましょうよ。そして、僕は1・4勝って、1・5も恨みのあるジェイ、ここにも勝ちたいと思います」

▼内藤「1・4内藤に勝って、1・5ジェイに勝って、俺は神になるって言ってほしかったな。今、神様って言ってくれると思ったんだけどな。2021年1月4日、東京ドームで内藤哲也vs飯伏幸太が決定してから、もう1ヵ月以上が経ちました。飯伏との前哨戦が続いていますが、やはり飯伏とのプロレスはめちゃめちゃ楽しいですね。自分が指名し、そして実現する東京ドームでの飯伏幸太とのタイトルマッチ。ここまでは、よく言えば期待通り、悪く言えば想定範囲内って感じですかね。1月4日、飯伏に勝利した場合、1月5日、ジェイ・ホワイトとのタイトルマッチがあるわけで、2日連続でのタイトルマッチ、もちろんリスクがあるのはわかってますよ。でも新日本プロレスにとって東京ドーム大会っていうのは年間最大のビッグイベントなわけで、2日連続で、しかもメインイベントで試合ができるかもしれない。そう考えた場合、リスクなんて頭に大して浮かばなかったですね。むしろメリットの方がはるかに大きいんじゃないですか。その点、1月5日しか、一日しか試合をしないジェイ・ホワイトはレスラーとして俺は損をしているとしか思えないですね。まぁ、でもこれはジェイ・ホワイト自身が望んだ形なわけで、ジェイ・ホワイトには4日、いつも以上にリラックスして睡眠時間を取って、そして万全の状態で5日、東京ドームのリングに上がってきてほしいですね。来年の東京ドーム大会では、皆様と一緒に大合唱することはできませんが、メインイベントで勝った場合、花道を反対方向に歩いて帰れる。これはメインイベントに出場し、勝利したレスラーのみが味わえる特権なわけで、来年はそれを味わいたいなと。今年の東京ドームでも味わえるはずだったんですが、KENTA選手に邪魔をされてしまい、そして花道を反対方向に歩くことなく東京ドームを去ってしまったんで、来年の東京ドームは花道を反対方向に歩く。それをしかも二日間体験し、そして東京ドーム大会を終えたいなと思ってます。いったいどんな感じなんですかね。反対方向に歩いたことあります? 皆さん。もちろんないでしょ。俺もないよ。飯伏もないからね。ほとんどのレスラーが経験したことないことですから。いったいどういうふうに見えるのかな。反対方向に歩く花道って。それを想像し、楽しみながら1月4日、1月5日を迎えたいと思います」

※写真撮影の段にジェイが現れる

▼ジェイ「スイッチブレード、ジェイ・ホワイトと申します。質問があります。一つ目は内藤選手へ。もし1・4勝利を上げることになったら1月5日にジェイ・ホワイト選手と試合します。勝利に向けての自信のほどをお聞かせください」

▼内藤「あれ? 今日、質疑応答なしって聞いてますけど。そう聞いてたんでね。何だろう、ジェイ・ホワイトってやっぱ特別扱いなのかな? 彼の質問は真っ先に通訳を通して質問が展開される。この特別扱い、やっぱ新日本プロレスはよほどジェイ・ホワイトに期待してるんでしょうね。そこを感じますよね。1月5日、ジェイ・ホワイトへの勝利の自信? そりゃなきゃここにいないでしょう。しかも、なければ4日、飯伏とやりたいです、2日連続でタイトルマッチをやりたいですって俺、自分で言わないですよ。むしろ、あなた一日休んでおいて、二日連続で試合をする選手に負けた時のリスク考えてるんですか? プロレス界においてさ、試合やる前から負けること考えるバカいるかよって話あるけど、俺は考えるからね。俺は負けた時のこと考えるよ。そうなったら嫌だから、だからこそ頑張れる。リスクはもちろん考えますからね。だからジェイ・ホワイトは負けた時のリスクを考えてるのかどうか、逆に質問を投げかけたいと思います」

▼ジェイ「二つ目の質問を飯伏に。2日目に勝ち上がったとしてジェイ・ホワイト選手に勝てると思いますか?」

▼飯伏「長いよ、長い。話が長い。勝つ勝つ。勝つ」

▼ジェイ「後楽園ホールでジェイ・ホワイト選手が何をしたかあなたは覚えてますか?」

▼内藤「忘れた。(ジェイがコメントを続けて)まだあんの?」

▼ジェイ「辻と上村どっちが強いと思いますか?」

▼内藤「辻」

▼ジェイ「同じ質問を飯伏選手にも」

▼飯伏「上村」

▼ジェイ「飯伏選手、ジェイ・ホワイト選手に何回連続で負けていますか?」

▼飯伏「(無視して)お前、何しに来たの?」

▼ジェイ「史上初の権利証を奪われた選手ということで恥じているのでしょうか? 後悔などあるのでしょうか?」

▼飯伏「恥ずかしくもないし、後悔もありません」

▼ジェイ「最後の質問です。どうしてあなたたち二人はそんなにダサいんですか? そしてジェイ・ホワイトはどうしてこんなにイケてるんでしょうか? (答えを聞かず)サンキュー(と退席)」

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