プロレス/格闘技DX

　『KOBEプロレスフェスティバル 2021』が31日、兵庫・神戸ワールド記念ホールで行われ、ジェイソン・リー&ドラゴン・ダイヤ&ラ・エストレージャがSB KENTo&ディアマンテ&ダイヤ・インフェルノを下し、オープン・ザ・トライアングルゲート王座初防衛に成功。近藤修司&“brother"YASSHI&大鷲透の悪冠一色迎撃が決まった。

　5・5名古屋大会でジェイソン&ダイヤ&エストレージャのMASQUARADEトリオがトライアングル王座を戴冠。この日の初防衛戦の相手がR・E・DのKENTo&ディアマンテ&インフェルノのR・E・Dトリオに決まった。そこに割って入ったのが近藤&YASSHI&大鷲の悪冠一色。この日の勝者が明日8・1神戸ワールド大会で迎え撃つ2連戦となる。

　のっけからMASQUARADEが魅せた。ジェイソンがKENTo相手にフロントハイキックやドロップキックをヒットさせ、エストレージャはアストロシザースでディアマンテを吹き飛ばして体格差をものともせず。トップロープとセカンドロープの間を潜り抜けての場外フライングヘッドシザースを決めて沸かせた。ダイヤもインフェルノに延髄斬りを見舞って続き、フライングヘッドシザースで吹き飛ばした。

　その後、ダイヤが代わる代わるの猛攻を浴びる劣勢に。それでもインフェルノにフライングヘッドシザースで飛びつくと、ジェイソンがフランケンシュタイナーで続く。KENToが飛び込んでもエストレージャがダイビングボディアタックを発射。ジェイソンがカンフー殺法から延髄斬り、ミサイルキックと躍動しまくったが、ディアマンテが風車式バックブリーカーとストマックブロックを連続で決めて鎮圧。KENToとの合体ダイビングネックブリーカーも敢行した。

　ダイヤがインフェルノを雪崩式アストロシザースで叩き落として流れはMASQUARADEへ。ジェイソンがダイアモンドカッター、エストレージャがダイビングボディプレス、ダイヤがファイアーバードスプラッシュと怒とうの連続攻撃に出ると、ジェイソンがマキシマムドライバーで追い込んだ。

　ディアマンテがスワンダイブ式ミサイルキックでダイヤとエストレージャをまとめてなぎ倒すと、孤立したダイヤがインフェルノのバッククラッカー、KENToがスパインバスターの連続攻撃からSBシューターに捕まってしまう。これを耐えてもインフェルノの変型Infernoで追い込まれたが、エストレージャがダイビングトペレベルサ、ジェイソンがスイングDDTで援護射撃。すかさずダイヤがレプテリアンをズバリと決めて逆転勝利を決めた。

　前哨戦ではR・E・Dトリオに何度も直接黒星を喫してきたダイヤは怨敵・インフェルノに5度も敗れていたが、ようやく一矢。MASQUARADEがトライアングルゲート王座初防衛に成功した。これでダイヤ&ジェイソン&エストレージャは明日8・1神戸ワールド2日目で悪冠一色とのV2戦が決定。過酷な2連戦となるが、これを突破してトライアングルのベルトを守り抜けるか。