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2/5【全日本】諏訪魔が藤田軍迎撃を宣言、出撃体勢完了へ佐藤のEvolution復帰を熱望、岡田正式加入

 諏訪魔が5日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見し、改めて藤田和之迎撃を宣言。岡田佑介のEvolution入りを正式に認め、佐藤光留もメンバーとして迎え入れて出撃体勢を整える構えをみせた。

 2・3横浜文体に藤田が現れ、ケンドー・カシン&NOSAWA論外とともに諏訪魔を暴行。カマボコを口に突っ込んで挑発し、対戦を迫ってきた。

 この日、会見した諏訪魔は改めて藤田らへの怒りをあらわにした。「この腹の立ち方というのは今までにないぐらい、今すぐ暴れ回りたい。どうしようもない、今はフラストレーションがもの凄くたまってる」と爆発寸前で、「これを解決するにはもう戦うしかない、叩き潰すしかない」と言い切り、大舞台での対決を見据えた。

 となれば3・25さいたまSA大会が舞台として浮上する。ここで2015年11月の天龍源一郎引退興行・両国大会以来となる諏訪魔と藤田の再戦が実現する可能性が高そうだ。「藤田、カシン、NOSAWA、出てこいよと。それだけだよ。もうリング上で決着つけるしかない」と迫った諏訪魔は「俺としては向こうの3人をEvolutionとして迎え撃ちたい。そういう気持ちが強い」と見据えた。

 まずは会見場に岡田を呼び寄せ、Evolutionへの加入を正式に認めた。諏訪魔から手渡されたEvolutionTシャツに袖を通した岡田は気を引き締めつつ「確かに僕はまだ1勝もしてない、ど新人かもしれないけど、全日本を思う気持ちというのは新人であろうがベテランであろうが関係ない」と団体愛をむき出し。藤田らの暴挙に憤りを隠さず、「あの3人に関しては僕はいつでも心の準備もできてるんで、すぐにでもEvolutionとして、Evolutionの岡田として立ち向かっていきたい」と誓うばかり。諏訪魔も「できるだけ我を出してもらいたい。自分の考えてるプロレス観ってたぶんあると思うんでね。それを押し通してもらいたい」と期待を込めた。

 そして諏訪魔がもう一人、迎撃要員に考えているのが元Evolutionでもある佐藤だ。佐藤の脱退以来、反目し合ってきたが、2・3横浜文体で互いを認め合って和解。Evolution復帰はやんわり拒まれたが、諏訪魔は「佐藤のことは未だにやっぱり男だなと思う」と改めて認めたうえで、「俺はEvolutionとして佐藤の力が必要だと思ってるんでね。戻ってくるとかそういうの一切気にする必要ないと思うよ。新しくやる」とラブコールを送った。

 佐藤がEvolution復帰を決意したら対藤田軍の出撃体勢は完了する。「氷で凍らせた感じだよね。それは天龍さんに会って『やった方がいい』という言葉をもらって、一気に溶けて燃え上がってきたっていうのがある」と藤田への感情を口にした諏訪魔は“藤田狙い"を宣言し、決戦の時を見据えていた。

【会見の模様】
▼諏訪魔「本当は勝ってこの場にいたかったんだけど、この間の横浜文化体育館の試合後に藤田、カシン、NOSAWA、あの3人が喧嘩を売ってきた。それを受けて正直腹立ってる。この腹の立ち方というのは今までにないぐらい、今すぐ暴れ回りたいぐらい。どうしようもない、今はフラストレーションがもの凄くたまってる。これを解決するにはもう戦うしかない、叩き潰すしかない。潰すんだよ。それしかない。その大舞台というかね、そういう場で俺はやった方がいいと思ってるんでね。当然、藤田、カシン、NOSAWA、出てこいよと。それだけだよ。もうリング上で決着つけるしかない。また俺もこの間、横浜のリング上に岡田が来て、佐藤が来て、どうなんだと。上等だよね。俺としては向こうの3人をEvolutionとして迎え撃ちたい。そういう気持ちが強いですね。そこの考えで言ったら佐藤との考え方はまた違うところがある。そこは何とか解決したいと思うんでね。あいつの考えを変えるのはホントいつもだよ。こういう何かしらの段取り組まないとあいつの考えはまず変わらない男なんでね。ただ3人に共通してるのは全日本プロレスを愛してる、大好きなんでね。そのために今回の行動にもなってるわけなんでね。いろんな全日本プロレスのための行動ってあると思うんだよね。それは当然、俺だっていつも考えてるし、当然Evolutionというユニット、そういうものもやり方だと思うんだよね、一つの。だからEvolutionを通して全日本プロレスをまた盛り上げる。名前の通り進化させていくというやり方でいいと思うんだよね。俺は佐藤のことは未だにやっぱり男だなと思うし、当然その答えを佐藤に求める。そこで初めて向こうに向き合えるんじゃないかなと思ってますよ。岡田に関してはイチ新人、一回も勝ったことない奴が何言ってるんだなんてずっと思ってたよ。Evolution入りたいって言われても。ただ横浜の時に藤田にやられ、もう一回いったんだよね。もう一回いったところに俺も胸打たれたというか。最後、全日本プロレスの名前出したっていう。1勝もしてねぇのによくこんなこと言うななんて思ったんだけどさ(苦笑) 俺に響いたよね。うれしいよね、全日本プロレスが好きな人間がいっぱい出てくるのは。そういう意味で俺はEvolutionに入れると返事を出した。岡田来い」

※岡田が会見場に

▼諏訪魔「Evolutionでやるって決めたんだったら、とことんやってもらわないとな」

▼岡田「横浜文体の世界タッグのあとに藤田、カシン、NOSAWA、この3人がせっかくの全日本プロレスの世界タッグの舞台を壊したっていうのに本当に憤りを感じてますし、何しにきたんか全く意味がわからないし、全日本プロレスを荒らしに来たのであれば、全日本のレスラーとして絶対そんなん許すわけにいかないし。諏訪魔さんもおっしゃってましたけど、確かに僕はまだ1勝もしてない、ど新人かもしれないけど、全日本を思う気持ちというのは新人であろうがベテランであろうが関係ないと思うんで。もし全日本をめちゃめちゃにすると言うなら絶対それは僕がさせないです」

▼諏訪魔「今、岡田が全日本プロレスを思ってこう言ってるのがわかったしね。俺も今日、岡田にこれを着てもらいなと」

※岡田にEvolutionTシャツを手渡すと、岡田もそれに袖を通す

▼諏訪魔「これで正式に加入と。どうなっていくかわからないけどね」

――あの3人を迎え撃つ前に佐藤選手をEvolutionに入れて出撃体勢を整える?

▼諏訪魔「そうだね。こっちだって布陣整えるよ。俺はEvolutionとして佐藤の力が必要だと思ってるんでね。戻ってくるとかそういうの一切気にする必要ないと思うよ。新しくやる。戻るわけじゃない」

――横浜で藤田らが挑発的な行動を連発されたが?

▼諏訪魔「腹立つしかないじゃん。ふざけんなだよ。どうせやるんだろ。そういう意思で来てるんだから向こうは。だったら正々堂々くりゃいいじゃねぇかよって俺は思うんだよね。何であそこでああいう挑発的な行動に出るのか俺はよくわからない」

――初対決以来、藤田と向き合って何を感じた?

▼諏訪魔「いやぁ思い出すね。3年半前のあの時のことを凄ぇ思い出す。何か言えよと思ったよ」

――天龍引退興行での初対決はまだ消化できていない?

▼諏訪魔「ホントにね、氷で凍らせた感じだよね。それは天龍さんに会って『やった方がいい』という言葉をもらって、一気に溶けて燃え上がってきたっていうのがあるんでね。だから、本当に俺は今、またあの時の続きだよ。俺は思ってる」

――6人タッグとなりそうだが、狙いは藤田一本?

▼諏訪魔「そりゃそうだよ。それは当然だよ。それは狙うよね」

――岡田選手は引けない気持ち?

▼岡田「やっぱり全日本プロレスのタイトルマッチ、世界タッグという本当に神聖な舞台、終わった後ですけど、終わったあとだからこそ、大会もそのあと三冠戦があるって中であんなことされて、ホンマに憤りしかなくて、確かに歯が立たないかもしれないし、一度外に出されましたけど、何回立ち向かっても何回もやられるかもしれないですけど、全日本プロレスのあのリングであんなめちゃくちゃなことをされて、全日本のレスラーである以上、ここで引いたら何のために全日本プロレスのレスラーをかたってるのかってなっちゃうんで。あそこは気持ちの部分で負けちゃいけないなと」

――EvolutionTシャツに袖を通して気持ちが引き締まるのでは?

▼岡田「以前からEvolutionに入りたいってずっと諏訪魔さんに直訴してて、何回も突っぱねられてはいたんですけど、あの時の行動は別にそういったもので動いたわけじゃないですけど、正式にEvolutionに入れていただいたっていうのは、自分自身のモチベーションというのも凄く上がりますし、あの3人に関しては僕はいつでも心の準備もできてるんで、すぐにでもEvolutionとして、Evolutionの岡田として立ち向かっていきたいと思います」

▼諏訪魔「袖通したわけだから、できるだけ我を出してもらいたい。自分の考えてるプロレス観ってたぶんあると思うんでね。それを押し通してもらいたい。それが全日本プロレスのためになるんだったら、それが一番じゃない? たとえもめようがさ、それでいいと思うよ。どんどんお客さんを熱くさせていくのが一番いいと思うよ。それにはいろんな問題が出たっていいと思う。それが俺らだから。で、俺ら仲良しこよしじゃねぇんだからさ。そこはメリットがあるから集まってるだけだよ。そこはドライにいった方がいいよ。欲があるんだったらどんどんいろんなこと仕掛けた方がいいと思う。それだけ、俺から言うことは」

▼岡田「はい!」

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