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7/7【DDT】デスペがサプライズ登場 7・23両国一騎打ちへ佐々木とほめ殺し合戦

 『DDT七夕スペシャル2023 in SHINJUKU』が7日、東京・新宿FACEで行われ、7・23両国大会で佐々木大輔とシングル対決するエル・デスペラードがサプライズ登場。佐々木とほめ殺し合戦を繰り広げた。

 佐々木は6・25後楽園でのKO-Dタッグ王座決定戦でMJポーと組んで、上野勇希&小嶋組を反則ざんまいで破って王座奪取。その試合後、小嶋が佐々木とのシングル戦を熱望し、この日のセミファイナルで実現した。

 セコンドなしで登場した佐々木は珍しくクリーンファイトに終始。小嶋がチョップ連打で攻め込んでも、徹底した足攻撃で試合を支配した。粘る小嶋はコジマワンダーランドから、ととのえスプラッシュを放ったものの痛恨の自爆。スピアー、ペディグリー、トラースキックでたたみかけた佐々木がクロスフェースロックで絞め上げてギブアップを奪った。

 佐々木が小嶋に完勝。試合後、マイクを持つと「小嶋、てめえに残された選択肢はDAMNATIONT.Aに入ることだけだ」と握手を求めた。小嶋が拒否すると、佐々木は「てめえのことはどうでもいい。とっとと帰れ」と言い放ち、「とんでもないサプライズを用意した」と宣言した。

 するとテーマ曲が流れる中、デスペラードが電撃登場した。「7・23両国、ほかのビッグゲストはみんなタイトルマッチ。ここにかかってるのは何だと思います? 酒なんです。去年、確かにタイトルマッチやりたいと言ったはずなんです。俺たちのタイトルは酒です」と切り出したように、この一戦には「勝利者賞」としてテキーラ1年分がかけられる。

 酒に目がない佐々木も「ベルトはない。ただし、酒はある。俺たちにとっては最高のレガーロ(贈り物)だ」と呼応。デスペラードが「2人で一生懸命戦って、1年分のテキーラを手に入れるために、必死こいてあんたのことぶっ飛ばそうと思います」と不敵な笑みとともに通告すると、佐々木は「去年の12月、(団体間の)ドアをぶち破って、通りをよくしてくれたおかげで俺とお前が両国でシングルマッチだ。あれから米国に行ったり、デスマッチやったり、世界最高峰のレスラーになっちまった」と珍しく相手を称えた。対するデスペラードも「後ろで見てたんだけど、面白いな。会場の規模感、お客さんとの距離感といい、DDTさんの持ってる不思議な雰囲気、最高に楽しいな」と絶賛。ほめ殺し合戦の様相を呈した中、最後に佐々木が「ノーDQにもしない。マスクもかけない。濃密でスイートな戦いを堪能しようじゃないか」と呼びかけると、ガッチリ握手を交わしたデスペラードは佐々木の手にキスして返答した。

 両者は昨年12月のタカタイチデスペ興行・代々木大会でタッグ対決。DDT夏のビッグマッチで1対1の決着戦を迎える。デスペラードはバックステージで「去年12月に新日本とDDTの選手が戦えた。その時に開いた穴はこんなに小さかったかもしれない。その穴は両方から突っつけば、もっと大きな穴になるかもしれない。この穴は閉じないで、1回では終わらない」と言い切ると、「でも、まずはこの1回でキッチリ勝って、俺がテキーラをもらう。楽しみましょう、佐々木さん」と呼びかけていた。


【佐々木の話】「この対戦が発表されたのは3月。それから、俺の頭の中は99.9%、デスペラードだ。毎朝、寝ても覚めても、お前のことばかり考えてる。お前のことを考えて飲む酒は最高に旨い。俺が酒飲んでる間に、あいつは米国行ったり、デスマッチやったり。CMLL行ったり。ジョン・モクスリー、葛西純。佐藤光留ともやるんだろ。あいつばっかり楽しんで。俺の焦点はデスペラードしかねぇんだ。一つのことに集中するヤツと、自分の価値を上げて、いろんな世界中で楽しんでるヤツと、どっちが最高に楽しむのか、そういう戦いだ。(ほめ殺し合い?)相思相愛だ。この愛が俺たちの壁をぶち壊して、七夕にリングの上で会うことができたんだ」

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