7/7【DDT】クリスが39日ぶり復帰 KO-D前哨戦で王者・火野に苦杯も復調手応え

　『DDT七夕スペシャル2023 in SHINJUKU』が7日、東京・新宿FACEで行われ、7・23両国大会でKO-D無差別級王座に挑むクリス・ブルックスが右肩負傷から39日ぶりに復帰。王者・火野裕士との前哨戦で苦杯をなめたものの「肩が大丈夫だと分かった」と復調への手応えをつかんだ。

　5・21後楽園大会で『KING OF DDT 2023』を制覇したクリスは両国大会でKO-D無差別級王座に挑戦する。同月29日に我闘雲舞での試合中に右肩を脱臼し、欠場していたものの、この日、39日ぶりの復帰戦を迎えた。

　クリスは高梨将弘とのCDKで、大石真翔とΩコンビを組んだ王者・火野との前哨戦に臨んだ。火野に先制攻撃を決めたクリスは2度目の激突でもエルボー合戦の真っ向勝負に持ち込んだ。が、火野の強烈なチョップによって倒れ込んでしまう。ラリアットも食らったクリスはFuckin'BOMBをオクトパスストレッチで切り返したものの仕留められず。強引に抜け出した火野がキングコングスリーパーで絞め上げると、クリスはたまらずタップした。

　前哨戦を落としたクリスは復帰戦を飾ることができず、両国決戦へ向けて不安を残した。試合後、火野はマイクで「ノッポ、ハンサム、素人。今日がデビュー戦やな。ノッポ、ハンサム、プロレスラーになったわけや。デビュー戦にしてはすごいやないか。両国の挑戦者? 忘れとったわ」と見下すように挑発。バックステージでも「ワシのベルトに挑戦するんやろ? 大丈夫なんか? 休んでばっかりで。あと2週間ぐらいしかないぞ」と余裕たっぷりに警告した。

　一方、屈辱の敗戦を喫したクリスだが、「負けたけど問題ない。絶対、ヒノからKO-D無差別、獲りますよ」と断言。「試合前は心配だった。11年プロレスやって、1ヵ月以上休んだことがなかったから」と戦前の心境を明かしたものの、「試合してみて、肩が大丈夫だと分かった。あと2週間あれば劇的に変えることができる。実際2週間前、肩も上がらなかったんで」と両国へ向けて完全復調の手応えをつかんでいた。