【全日本】11・9後楽園で王者ジョーと三冠戦 ヨシタツ「全日本と三冠ベルトに敬意を持って挑戦する」、秋山発言にも呼応 2017/10/23
フォトギャラリー
11・9後楽園大会で三冠ヘビー級選手権試合が決まった王者・ジョー・ドーリング、挑戦者・ヨシタツが23日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。三冠ベルト初挑戦となるヨシタツは全日本ファンの反発を承知のうえで、「全日本と三冠ベルトというものに敬意を持って、キチンと歴史などを踏まえた上で挑戦する」と宣言。秋山準の挑戦権強奪宣言にも呼応した。 ◇ 10・21横浜文体でジョーが諏訪魔を下し、2年9ヶ月ぶり2度目となる三冠ベルト戴冠を果たした。その試合後、挑戦を表明したのがヨシタツだった。全日本ファンは大ブーイングで拒絶反応を示したが、この日、11・9後楽園大会での三冠戦が正式に決まった。 ヨシタツは9月の全日本参戦から2ヶ月で至宝ベルト初挑戦を果たす。確かに三冠挑戦に足る実績はまだ乏しいかもしれないが、自らの行動で手繰り寄せたチャンスとあって「こうやって挑戦が決まったということで、正直、勝っても負けてももうすでに俺の勝ち」と全日本ファンを逆なでするように豪語。「あそこまででかいブーイングって実は新日本でももらったことがなくて、全日本のお客さんってこんな熱いんだって正直思いましたね。ああいう反応だから、みんな俺のことが嫌いなんでしょうけど、逆に言ったら、あの人たちは僕にブーイングした人たちは全員が少なくとも僕に興味があるってこと」と解釈し、「あの人たちがあの熱量を持って俺の味方になってくれた時っていうのは凄いことになるから。そうできるように努力していきたい」と誓った。 全日本ファンに受け入れられる存在となるには、三冠王者に君臨するのが一番の近道。全日本と三冠の歴史もしっかり学んで頭に入れた。「軽々しく挑戦しているとか、そういうふうには思ってほしくないですね。そこだけは全日本プロレスのファンにわかってもらいたい」と訴えたヨシタツは、「全日本プロレス所属の三冠戦線で戦ってる選手たちの中で、ハッキリ言って知識だけですけど、全日本プロレスについて、三冠ベルトについて僕がたぶん一番知ってると思いますよ。そういう意味で自分は全日本と三冠ベルトというものに敬意を持って、キチンと歴史などを踏まえた上で、僕は挑戦している」との考えを強調した。 そしてヨシタツは秋山の挑戦権強奪宣言にも呼応した。この日、会見した秋山は11・5名古屋大会で実現するヨシタツとのシングル初対決へ向けて「挑戦者に選ばれた挑戦者に勝ったら俺の方が強いってことでしょ。俺がいきますよ」と宣言。これを受けてヨシタツは「あれだけブーイングを俺受けてて、その挑戦をファンの人に支持されていなくて、なおかつ秋山さんとシングルで負けた上で挑戦なんていったら、そもそもすでにファンだけじゃなくて俺も納得できない」との考えを示し、「俺、秋山さんに負けたらその権利、お譲りしてもいい。それぐらいの覚悟で秋山さんとのシングル臨みます」と三冠戦前の大きな関門を突破する構えをみせていた。 【会見の模様】 ▼ヨシタツ「僕からしたら何もないところから始まったことで、挑戦を表明して、こうやって挑戦が決まったということで、正直、勝っても負けてももうすでに俺の勝ちというかね。俺は全日本の選手ではないので、待っててもチャンスは来ないのはわかってるんで、これからもなりふり構わずこうやって行動起こしていこうと思ってます。ちょっとリング上でも触れたんですけど、彼(ジョー)とは昔やってたことがあって、言わせてもらうなら、そういうお互い切磋琢磨してた時があったんですけど、俺、実は彼に一回も負けたことがないんですよ。だからあそこで挑戦を表明するというのは俺の中で暴挙でもなんでもないし、別にそんなおかしいこと、大それたことを言ってるつもりは全然ないので。キチンとこうやって自分でつかんだチャンスをものにして、一歩一歩、全日本に歴史を刻んでいきたいと思います」 ▼ジョー「諏訪魔との戦いは凄く厳しい戦いで体力面で苦しい面もあったが、楽しめて戦えた。すでに次の戦いへの準備は整っているので楽しみにしている」 ――横浜でのブーイングをどのように受け止めている? ▼ヨシタツ「想定内というか、でも、ここまでくるかっていうのは正直ありましたね。あそこまででかいブーイングって実は新日本でももらったことがなくて、全日本のお客さんってこんな熱いんだって正直思いましたね。ああいう反応だから、みんな俺のことが嫌いなんでしょうけど、逆に言ったら、あの人たちは僕にブーイングした人たちは全員が少なくとも僕に興味があるってことだから。あの人たちがあの熱量を持って俺の味方になってくれた時っていうのは凄いことになるから。そうできるように努力していきたいですね。それにはやっぱり凄い試合をして、結果を残していくっていうことしかないと思うので、リング上でしっかりみせていきたいと思ってます」 ――全日本に上がるようになってからジョーの印象は? ▼ヨシタツ「彼が大きい病気をしてたことも知ってたんですけど、試合もしっかり見せてもらいましたけど、そんなの全然感じないですね。昔やってた頃より体もでかくなってると思うし、もしかしたら動きもよくなってるんじゃないかという印象を受けましたね。こんな暴走するような感じでは昔なかったんですけど、今は手をつけられない感じになってるんで。そこは気をつけてやらないといけないですね」 ――横浜文体でヨシタツ選手に挑戦を表明されてどんな気持ちだった? ▼ジョー「どの戦いも凄く厳しいものだし、全日本で戦う誰もがこの三冠ベルトを目指しているだろう。彼がリングに上がってきた時はどうしようかと思ったが、彼には全日本の戦いを見せたいと思っている」 ――挑戦者としてヨシタツ選手をどのように感じている? ▼ジョー「自分自身は挑戦者を選ぶことはできない。俺に挑戦することが彼にとっていい経験になればいい。三冠は歴史のある、世界でもトップのベルトだ。今回も100%の力と経験でシリアスに挑戦したい」 ――ヨシタツ選手の中で三冠ベルトはどんなもの? ▼ヨシタツ「そうですね。全日本プロレスのファンに誤解してもらいたくないのは、全日本をリスペクトしてるし、三冠のベルトも物凄くリスペクトしていて、今回、挑戦するにあたっても、僕はこの全日本プロレスとか三冠ベルトの歴史っていうのをキチンと勉強してきました。正直、全日本プロレス所属の三冠戦線で戦ってる選手たちの中で、ハッキリ言って知識だけですけど、全日本プロレスについて、三冠ベルトについて僕がたぶん一番知ってると思いますよ。そういう意味で自分は全日本と三冠ベルトというものに敬意を持って、キチンと歴史などを踏まえた上で挑戦をしているので、そこを何か軽々しく挑戦しているとか、そういうふうには思ってほしくないですね。そこだけは全日本プロレスのファンにわかってもらいたいと思います」 ――歴史を知ったからこそ、よりこのベルトがほしくなった? ▼ヨシタツ「そうですね。わかればわかるほどね。あ、そうなんだって知らなかったことが結構あったので、余計ほしいですね」 ――最強タッグ出場も決まり、勝てば三冠王者として出場する可能性も高いが? ▼ヨシタツ「もちろん、そのつもりです。この前は王道トーナメントの時は、その前哨戦で宮原選手が三冠チャンピオンとして俺の横に立ったけど、次の最強タッグは俺が三冠チャンピオンとして宮原健斗の横に立ちますから」 ――三冠王者に返り咲き、完全復活を遂げた実感はある? ▼ジョー「初めて三冠のベルトを戴冠した時よりも今回の方がうれしい。病気を克服してハードワークもこなしてきた。そして今回、三冠戦線に戻れたことをうれしく思っている。10月21日の試合は感情的な部分も出せたし、自分の体力が戻ってきたなと思っている。三冠を2回以上獲った外国人はテリー・ゴディ、スタン・ハンセン、ベイダーと数えるほどしかいない。俺は4人目だ。非常に光栄に思っている」 ――三冠王者として今後やりたいことは? ▼ジョー「家に帰って愛犬にみせたい。家に帰るとすべてのことについて考えられるし、いろんな発想が浮かんでくる。その時間は俺にとって大切なことだ。今は三冠ベルトを守り続けることを目標にしている。ベルトを保持することもチャレンジすることも難しいこと。今は防衛することにかけていきたいと思っている」 ▼ヨシタツ「(会見終了の声がかかると)ちょっといいですか? 言いたいことがあって。秋山さんがツイッターで自分に対して『ヨシタツ選手、せっかく挑戦表明を言ってくれたのはいいんだけど、悪いけど俺が名古屋でいただくわ』ということをツイッターで言うってくれたみたいで、俺は凄く感謝していて。ああやって言ってもらえたことで秋山さんとのシングルに注目が集まるし、逆に俺あれだけブーイングを受けていて、挑戦を受け入れられてないってことだから。俺が秋山さんに勝つことができたら、11・9に対して物凄く強力な免罪符になる。ブーイングしたファンの人たちは納得はしないだろうけど、秋山さんに勝ったら認めざるを得ないでしょ。そういう意味であの秋山さんのツイートには感謝してます。そのあとにもう1個、秋山さんがツイートしていて、『ベルトを持つ者、ベルトに挑戦する者はその歴史と責任を背負うものと思え。先輩に挑戦して勝つことがどれだけのプレッシャーだったか、そのプレッシャーに打ち勝った者こそ真のチャンピオンだ』と。そして最後に『これを全日本の選手に感じてほしい』と書いてあったんですけど、あれはね、対象は俺ですよ。秋山さんはね、俺に向かって言ってるんだよ。お前に全日本の何がわかるんだ? お前に三冠の歴史の何がわかるんだ?ってたぶん俺に向かって言ってるんですよ。さっき言ったことですよ。俺はキチンとしっかり勉強してきてるし、キチンと全日本とトリプルクラウンというものにちゃんとリスペクトを持って、その上で挑戦してるんで、それをわかってもらいたいですね」 ――秋山は11・5名古屋で勝ったら「俺がいく」と発言していたが? ▼ヨシタツ「俺、別にそれでもいいと思うんですよ。あれだけブーイングを俺受けてて、その挑戦をファンの人に支持されていなくて、なおかつ秋山さんとシングルで負けた上で挑戦なんていったら、そもそもすでにファンだけじゃなくて俺も納得できないし、そんな状態で後楽園ホールで三冠戦やったらペットボトル飛びますよ。そういう挑戦権をかけた試合ではないけれども、俺、秋山さんに負けたらその権利、お譲りしてもいい。それぐらいの覚悟で秋山さんとのシングル臨みます」
フォトギャラリー
11・9後楽園大会で三冠ヘビー級選手権試合が決まった王者・ジョー・ドーリング、挑戦者・ヨシタツが23日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。三冠ベルト初挑戦となるヨシタツは全日本ファンの反発を承知のうえで、「全日本と三冠ベルトというものに敬意を持って、キチンと歴史などを踏まえた上で挑戦する」と宣言。秋山準の挑戦権強奪宣言にも呼応した。
◇
10・21横浜文体でジョーが諏訪魔を下し、2年9ヶ月ぶり2度目となる三冠ベルト戴冠を果たした。その試合後、挑戦を表明したのがヨシタツだった。全日本ファンは大ブーイングで拒絶反応を示したが、この日、11・9後楽園大会での三冠戦が正式に決まった。
ヨシタツは9月の全日本参戦から2ヶ月で至宝ベルト初挑戦を果たす。確かに三冠挑戦に足る実績はまだ乏しいかもしれないが、自らの行動で手繰り寄せたチャンスとあって「こうやって挑戦が決まったということで、正直、勝っても負けてももうすでに俺の勝ち」と全日本ファンを逆なでするように豪語。「あそこまででかいブーイングって実は新日本でももらったことがなくて、全日本のお客さんってこんな熱いんだって正直思いましたね。ああいう反応だから、みんな俺のことが嫌いなんでしょうけど、逆に言ったら、あの人たちは僕にブーイングした人たちは全員が少なくとも僕に興味があるってこと」と解釈し、「あの人たちがあの熱量を持って俺の味方になってくれた時っていうのは凄いことになるから。そうできるように努力していきたい」と誓った。
全日本ファンに受け入れられる存在となるには、三冠王者に君臨するのが一番の近道。全日本と三冠の歴史もしっかり学んで頭に入れた。「軽々しく挑戦しているとか、そういうふうには思ってほしくないですね。そこだけは全日本プロレスのファンにわかってもらいたい」と訴えたヨシタツは、「全日本プロレス所属の三冠戦線で戦ってる選手たちの中で、ハッキリ言って知識だけですけど、全日本プロレスについて、三冠ベルトについて僕がたぶん一番知ってると思いますよ。そういう意味で自分は全日本と三冠ベルトというものに敬意を持って、キチンと歴史などを踏まえた上で、僕は挑戦している」との考えを強調した。
そしてヨシタツは秋山の挑戦権強奪宣言にも呼応した。この日、会見した秋山は11・5名古屋大会で実現するヨシタツとのシングル初対決へ向けて「挑戦者に選ばれた挑戦者に勝ったら俺の方が強いってことでしょ。俺がいきますよ」と宣言。これを受けてヨシタツは「あれだけブーイングを俺受けてて、その挑戦をファンの人に支持されていなくて、なおかつ秋山さんとシングルで負けた上で挑戦なんていったら、そもそもすでにファンだけじゃなくて俺も納得できない」との考えを示し、「俺、秋山さんに負けたらその権利、お譲りしてもいい。それぐらいの覚悟で秋山さんとのシングル臨みます」と三冠戦前の大きな関門を突破する構えをみせていた。
【会見の模様】
▼ヨシタツ「僕からしたら何もないところから始まったことで、挑戦を表明して、こうやって挑戦が決まったということで、正直、勝っても負けてももうすでに俺の勝ちというかね。俺は全日本の選手ではないので、待っててもチャンスは来ないのはわかってるんで、これからもなりふり構わずこうやって行動起こしていこうと思ってます。ちょっとリング上でも触れたんですけど、彼(ジョー)とは昔やってたことがあって、言わせてもらうなら、そういうお互い切磋琢磨してた時があったんですけど、俺、実は彼に一回も負けたことがないんですよ。だからあそこで挑戦を表明するというのは俺の中で暴挙でもなんでもないし、別にそんなおかしいこと、大それたことを言ってるつもりは全然ないので。キチンとこうやって自分でつかんだチャンスをものにして、一歩一歩、全日本に歴史を刻んでいきたいと思います」
▼ジョー「諏訪魔との戦いは凄く厳しい戦いで体力面で苦しい面もあったが、楽しめて戦えた。すでに次の戦いへの準備は整っているので楽しみにしている」
――横浜でのブーイングをどのように受け止めている?
▼ヨシタツ「想定内というか、でも、ここまでくるかっていうのは正直ありましたね。あそこまででかいブーイングって実は新日本でももらったことがなくて、全日本のお客さんってこんな熱いんだって正直思いましたね。ああいう反応だから、みんな俺のことが嫌いなんでしょうけど、逆に言ったら、あの人たちは僕にブーイングした人たちは全員が少なくとも僕に興味があるってことだから。あの人たちがあの熱量を持って俺の味方になってくれた時っていうのは凄いことになるから。そうできるように努力していきたいですね。それにはやっぱり凄い試合をして、結果を残していくっていうことしかないと思うので、リング上でしっかりみせていきたいと思ってます」
――全日本に上がるようになってからジョーの印象は?
▼ヨシタツ「彼が大きい病気をしてたことも知ってたんですけど、試合もしっかり見せてもらいましたけど、そんなの全然感じないですね。昔やってた頃より体もでかくなってると思うし、もしかしたら動きもよくなってるんじゃないかという印象を受けましたね。こんな暴走するような感じでは昔なかったんですけど、今は手をつけられない感じになってるんで。そこは気をつけてやらないといけないですね」
――横浜文体でヨシタツ選手に挑戦を表明されてどんな気持ちだった?
▼ジョー「どの戦いも凄く厳しいものだし、全日本で戦う誰もがこの三冠ベルトを目指しているだろう。彼がリングに上がってきた時はどうしようかと思ったが、彼には全日本の戦いを見せたいと思っている」
――挑戦者としてヨシタツ選手をどのように感じている?
▼ジョー「自分自身は挑戦者を選ぶことはできない。俺に挑戦することが彼にとっていい経験になればいい。三冠は歴史のある、世界でもトップのベルトだ。今回も100%の力と経験でシリアスに挑戦したい」
――ヨシタツ選手の中で三冠ベルトはどんなもの?
▼ヨシタツ「そうですね。全日本プロレスのファンに誤解してもらいたくないのは、全日本をリスペクトしてるし、三冠のベルトも物凄くリスペクトしていて、今回、挑戦するにあたっても、僕はこの全日本プロレスとか三冠ベルトの歴史っていうのをキチンと勉強してきました。正直、全日本プロレス所属の三冠戦線で戦ってる選手たちの中で、ハッキリ言って知識だけですけど、全日本プロレスについて、三冠ベルトについて僕がたぶん一番知ってると思いますよ。そういう意味で自分は全日本と三冠ベルトというものに敬意を持って、キチンと歴史などを踏まえた上で挑戦をしているので、そこを何か軽々しく挑戦しているとか、そういうふうには思ってほしくないですね。そこだけは全日本プロレスのファンにわかってもらいたいと思います」
――歴史を知ったからこそ、よりこのベルトがほしくなった?
▼ヨシタツ「そうですね。わかればわかるほどね。あ、そうなんだって知らなかったことが結構あったので、余計ほしいですね」
――最強タッグ出場も決まり、勝てば三冠王者として出場する可能性も高いが?
▼ヨシタツ「もちろん、そのつもりです。この前は王道トーナメントの時は、その前哨戦で宮原選手が三冠チャンピオンとして俺の横に立ったけど、次の最強タッグは俺が三冠チャンピオンとして宮原健斗の横に立ちますから」
――三冠王者に返り咲き、完全復活を遂げた実感はある?
▼ジョー「初めて三冠のベルトを戴冠した時よりも今回の方がうれしい。病気を克服してハードワークもこなしてきた。そして今回、三冠戦線に戻れたことをうれしく思っている。10月21日の試合は感情的な部分も出せたし、自分の体力が戻ってきたなと思っている。三冠を2回以上獲った外国人はテリー・ゴディ、スタン・ハンセン、ベイダーと数えるほどしかいない。俺は4人目だ。非常に光栄に思っている」
――三冠王者として今後やりたいことは?
▼ジョー「家に帰って愛犬にみせたい。家に帰るとすべてのことについて考えられるし、いろんな発想が浮かんでくる。その時間は俺にとって大切なことだ。今は三冠ベルトを守り続けることを目標にしている。ベルトを保持することもチャレンジすることも難しいこと。今は防衛することにかけていきたいと思っている」
▼ヨシタツ「(会見終了の声がかかると)ちょっといいですか? 言いたいことがあって。秋山さんがツイッターで自分に対して『ヨシタツ選手、せっかく挑戦表明を言ってくれたのはいいんだけど、悪いけど俺が名古屋でいただくわ』ということをツイッターで言うってくれたみたいで、俺は凄く感謝していて。ああやって言ってもらえたことで秋山さんとのシングルに注目が集まるし、逆に俺あれだけブーイングを受けていて、挑戦を受け入れられてないってことだから。俺が秋山さんに勝つことができたら、11・9に対して物凄く強力な免罪符になる。ブーイングしたファンの人たちは納得はしないだろうけど、秋山さんに勝ったら認めざるを得ないでしょ。そういう意味であの秋山さんのツイートには感謝してます。そのあとにもう1個、秋山さんがツイートしていて、『ベルトを持つ者、ベルトに挑戦する者はその歴史と責任を背負うものと思え。先輩に挑戦して勝つことがどれだけのプレッシャーだったか、そのプレッシャーに打ち勝った者こそ真のチャンピオンだ』と。そして最後に『これを全日本の選手に感じてほしい』と書いてあったんですけど、あれはね、対象は俺ですよ。秋山さんはね、俺に向かって言ってるんだよ。お前に全日本の何がわかるんだ? お前に三冠の歴史の何がわかるんだ?ってたぶん俺に向かって言ってるんですよ。さっき言ったことですよ。俺はキチンとしっかり勉強してきてるし、キチンと全日本とトリプルクラウンというものにちゃんとリスペクトを持って、その上で挑戦してるんで、それをわかってもらいたいですね」
――秋山は11・5名古屋で勝ったら「俺がいく」と発言していたが?
▼ヨシタツ「俺、別にそれでもいいと思うんですよ。あれだけブーイングを俺受けてて、その挑戦をファンの人に支持されていなくて、なおかつ秋山さんとシングルで負けた上で挑戦なんていったら、そもそもすでにファンだけじゃなくて俺も納得できないし、そんな状態で後楽園ホールで三冠戦やったらペットボトル飛びますよ。そういう挑戦権をかけた試合ではないけれども、俺、秋山さんに負けたらその権利、お譲りしてもいい。それぐらいの覚悟で秋山さんとのシングル臨みます」
フォトギャラリー
【大会詳報】諏訪魔粉砕 ジョーが2年9ヶ月ぶり2度目の三冠戴冠、ヨシタツが挑戦表明▼同期タッグ対決制す 秋山&大森が25周年記念大会で世界タッグ奪取▼TAJIRIがウルティモに雪辱で世界ジュニア返り咲き、中島が挑戦表明…全日本10・21横浜文体大会
★三冠戦「ジョーvsヨシタツ」世界ジュニア戦「TAJIRIvs中島」、アジアタッグ戦が正式決定、神崎デビュー戦は中止に 11月4大会カード発表
★岡林欠場で「関本&卓矢vs大地&神谷」で出場チーム決定戦 『2017世界最強タッグ決定リーグ戦』公式戦日程が決定
★11・5名古屋でヨシタツと初シングル 秋山が三冠挑戦権強奪を宣言
★11・5名古屋V1戦へTAJIRI「世界ジュニア史上、最もラクチンな防衛戦」、中島激怒「思う通りにさせねぇ!」
★アジアタッグV3戦決定 野村&青柳がランズエンド韓国軍返り討ちに自信満々
★11・19札幌・真駒内で!BANG!TV&NKPWA2冠王・西村に挑戦 丸山「ヨガvs少林寺」で「人間の幸せの道しるべになる」